Warehouse Tech Weekly / Vol.14

世界の物流施設テック 週次ニュース Global Warehouse & Logistics Tech Digest

配信日 2026年8月2日(日) 対象期間 7月26日〜8月2日
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今週のニュース

Topics
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黒い背景の前に立つ白いヒューマノイドロボット 3モデル同時発表 複数ロボットの協調制御と、機体間の知能移植を実証
今週のハイライトAI基盤モデルマルチロボット協調

Google「Gemini Robotics 2」— 複数ロボットの協調制御と、新機体への短期間適応

Google DeepMindが、ロボット制御用AI「Gemini Robotics 2」を発表した。ヒューマノイド「Apollo 2」で歩行・しゃがみ・屈伸を含む全身の自律動作を実証した。主な特徴は2点。第一に、推論モデル「ER 2」が複数のロボットに作業を割り振り、協調して動作させる。第二に、200例未満・数時間分の訓練データで別の機体に適応できる

Deep Dive — 発表の要点

  • 3モデル構成。動作生成を担うVLAモデル、計画・協調を担う「ER 2」、機体上でローカル実行する「On-Device 2」。ER 2はGoogle AI Studioで提供が開始された。
  • 自然言語で動作する。「じょうろを下の棚の緑の箱に入れる」という指示から、歩行・把持・設置までを自律実行する。
  • 複数ロボットの協調。ER 2が異なる種類の機体間で作業を分担させ、数分にわたるタスクの進捗監視と失敗時の再実行を管理する。
  • 安全機能。不安全な指示の拒否と人への介入要請を評価するベンチマーク「ASIMOV-Agentic」を併せて公開した。人の接近を検知して停止する機能も強化された。

このAIが担うのはロボット間の協調までであり、受注・在庫・人員を含む施設全体の作業配分は、上位のソフトウェア(物流OS/WES)が担う。知能レイヤーの汎用化・ハード非依存化が進むほど、この上位層の重要性が増す。

出典: Robotics & Automation News 2026/7/31

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コンベア上を流れる段ボール箱 本番運用へ移行 対象は全米で1日数万台のトレーラー積み込み工程
Physical AI実装世界モデル

FedEx — AIロボットによるトレーラー積み込みを試験運用から本番運用へ移行

FedExは、Dexterity社のAIロボットによるトレーラー積み込みを、メリーランド州Hagerstownハブで試験運用から本番運用へ移行する。同社の双腕ロボットは、カメラ・深度センサー・触覚で荷物を認識し、積載の空間効率・安定性・速度を考慮して配置を決定する。トレーラー積み込みは身体的負荷が大きく、人員確保が難しい工程とされる。FedExは全米で1日数万台のトレーラーを積み込んでおり、ロボット単体の性能に加え、トレーラー割当・保守・人員配置を含む拠点運営全体への統合を検証している。

出典: Robotics & Automation News 2026/7/31

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青い照明の管制室に並ぶ監視コンソール $71Mシード 100台超のロボットで指示方法の比較実験を実施
資金調達人×ロボットUIイスラエル・米

Enigma — ロボットへの指示インターフェース開発で7,100万ドルを調達

創業1年未満のEnigmaが、シードラウンドで7,100万ドル(約110億円)を調達した(Index Ventures・Ribbit Capitalリード)。開発対象は、人がロボットに作業を指示するためのインターフェース。同社は、指示に要する手間がロボット導入の制約になっているとの認識に基づき、操作の簡易化を目標に掲げる。自社開発のロボット100台超をオンラインで公開し、音声・映像による実演・画面操作といった指示方法ごとの有効性を比較するデータ収集を実施する。物流を含む複数業界の企業と提携済みとしている。

出典: TechCrunch 2026/7/27

04
物流施設内の自動コンベアシステムを確認するオペレーター 2026年Q4稼働 1機体でピッキング・搬送・仕分けの3機能を切り替え
3PL実装協働ロボット

O'Neill Logistics — Robust.AIの多機能ロボット24台を2拠点に導入

米3PLのO'Neill Logisticsは、Robust.AI社(iRobot創業者Rodney Brooks氏が共同創業)のモバイルロボット「Carter」24台を、ニュージャージー州とジョージア州の2拠点に導入する。稼働開始は2026年第4四半期の予定。同機はソフトウェアの切り替えにより、ピッキング支援・地点間搬送・仕分けの3機能を1機体で担う。固定設備の工事は不要で、契約は成果連動型のRaaS。需要変動に応じて台数を増減できる

出典: Modern Materials Handling 2026/7/31

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自動化機器が並ぶ大規模な物流施設の内部 $12M調達 既存の棚のまま約93平方メートルから設置可能
資金調達Physical AIプラットフォーム

UNIT AI — 中小物流施設向けのモジュール型自動化で1,200万ドルを調達

米UNIT AIが、Prologis Ventures(物流不動産世界最大手PrologisのVC部門)、Dynamo Ventures、Ground Up Venturesの共同リードで1,200万ドルを調達した。同社のモジュール型システムは最小約93平方メートル(1,000平方フィート)から、既存の棚・床を変更せずに設置できる。投資回収期間は12カ月以内と同社は説明する。ロボット自動化を導入済みの物流施設は全体の1割未満とされ、同社は未導入の中小施設・3PLを対象市場とする。

出典: Tech Funding News 2026/7/31

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