Amazon —「Project Tetromino」、配送拠点で荷物の置き場所と取り出す順番を機械に決めさせる
Amazonが配送拠点向けの新しい設計を社内で「Project Tetromino」と呼んで開発していると、Business Insiderが報じ、Logistics Viewpointsが内容を整理した。配送拠点は、物流施設と幹線輸送を経た荷物を受け取り、配送ルートごとに仕分け、順番を決めて並べ、配送員に引き渡す場所である。Amazonによれば、ヨーロッパの配送拠点では荷物の到着から発送までに約40の工程がある。同社はヨーロッパの配送拠点の技術に7億ユーロ超を投じてきた。
物流施設の側には、AIとロボットによる自動化が10年以上かけて入ってきた。配送拠点が遅れたのは、扱うものが一定しないからだ。荷物の大きさ、宛先、ルート、車両、出発時刻が毎日変わる。社内の計画文書によれば、新しい設計は既存の配送拠点の約2.5倍の速さで荷物を処理する。文書には1億300万ドルの初期実証を含む投資計画も記されていた。ただしAmazonはBusiness Insiderに対し、Tetrominoは初期段階の構想であり、文書の金額と時期はいまの計画を反映していないと述べている。
解こうとしている問題は、ロボットが荷物を持ち上げられるかではない。何千個もの大きさの違う荷物を、いまどこに置き、いつ取り出し、数百本の配送ルートに対してどの順番で積み場所へ送るか。そして運行計画が変わったときに、その順番をどう組み替えるか。関連して評価されている技術の一つが、自動保管と、仕分け・順序付け・取り出しのソフトを組み合わせるBoxbotのものだ。Boxbotは車両への積み込みで最大10倍の改善を掲げている(同社自身の数値であり、Amazonの見込みではない)。不揃いな荷物の積み下ろしは、FedExがDexterity AIと取り組んでいる領域でもある。
出典 Logistics Viewpoints / 2026.08.25