DC
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Data Connector(データコネクター)

各種設備・WMS・ERPなどの外部システムからデータを収集・正規化する、GWESのデータパイプラインの中核モジュールです。リアルタイムデータ連携、バッチ処理、エラー検知・自動復旧を統合的に管理し、GWES全体のデータ基盤を支えます。

主な機能・特徴
データ収集・正規化
  • WMS・ERP・MES等のシステム連携
  • IoTセンサー・設備データのリアルタイム取得
  • 異種データの正規化・統一フォーマット変換
  • データ品質チェック・異常値検出
パイプライン管理
  • リアルタイム/バッチ処理の統合管理
  • データ遅延・欠損の自動検知
  • エラー発生時の自動リトライ・復旧
  • データリネージュ(追跡可能性)の確保
Before / After
Before
各システムからの手動データ抽出。Excel加工による集計。データ定義の不統一による誤判断リスク。リアルタイム性の欠如。
→
After
全システムからの自動データ収集・正規化。リアルタイムデータ更新。統一フォーマットにより即座に分析可能。データ品質の担保。
導入効果
直接効果
データ収集・加工工数を大幅に削減。データ鮮度の飛躍的向上(日次→リアルタイム)。データ品質の標準化。
間接効果
分析業務の高度化。データ駆動型意思決定の基盤確立。システム間連携の柔軟性向上。
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BM
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Base Module(ベースモジュール)

DCが収集したデータを共通マスタ・統一フォーマットに変換し、モジュール間でのデータ共有基盤を提供します。拠点横断での統一的な分析・比較を可能にする情報の標準化エンジンです。

主な機能・特徴
マスタ管理
  • 共通マスタ管理・統一フォーマット変換
  • 拠点横断での統一指標・同一粒度のデータ整備
  • マスタバージョン管理・変更履歴追跡
  • データ定義の全社標準化
データ共有基盤
  • モジュール間でのデータ共有API
  • 拠点ごとにばらついていた指標の全社共通化
  • KPI体系の統一設計
  • 複数拠点の横断比較・分析を実現
DC+BMの連携による業務プロセス変革
Before
各システムからの手動データ抽出とExcel加工。データ定義の不統一による誤判断リスク。拠点ごとに異なるフォーマットで比較不可。
→
After
自動データ収集・正規化・統一マスタ管理。全社共通のKPI体系で拠点横断分析が即座に可能。リアルタイム更新。
導入効果
直接効果
データ準備工数を大幅に削減。データ品質の飛躍的向上。拠点横断の統一管理基盤構築。
間接効果
データ駆動型意思決定文化の醸成。分析業務の高度化。投資判断の精度向上。
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ME
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Map Editor(マップエディター)

各モジュールの処理パイプラインを管理し、計算・集計・分析エンジンとして機能します。スケジューリング・リトライ・負荷分散を統制し、安定した処理基盤を提供します。

主な機能・特徴
処理パイプライン管理
  • 各モジュールの処理を非同期に統合管理
  • スケジューリング(定期実行・オンデマンド)
  • 処理失敗時の自動リトライ制御
  • 処理結果のキャッシュと再利用
可用性・拡張性
  • ピーク時の負荷分散・オートスケール
  • 処理ログの蓄積・監視・アラート
  • 新モジュール追加時のプラグイン対応
  • 複数拠点での分散処理に対応
インフラ3層(DC+BM+ME)の連携
3層の役割分担
DC(収集・正規化)→ BM(統一マスタ・標準化)→ ME(計算・分析エンジン)の3層が一体となり、L2可視化・分析モジュールとL4最適化モジュールが安定して稼働する基盤を提供。処理能力・稼働率・生産性のデータを蓄積し、設備投資のROI評価にも活用されます。
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GWES Workload Forecasting (WF)|作業量予測

AI作業量予測モジュール — GROUND Warehouse Execution System

GWES Workload Forecasting (WF) とは

Overview GWES WF(Workload Forecasting)は、GROUND Warehouse Execution System(GWES)のAI作業量予測モジュールです。過去の作業実績(学習データ)とカレンダー情報(イベント)および参考情報(説明変数)から、将来の作業量を高精度に予測し、要員計画や配送計画の最適化を実現します。

WFが解決する3つの課題

1. 属人的な作業量予測

ベテラン担当者の勘と経験に依存した予測。担当者の異動・退職で予測精度が大幅に低下し、過剰人員や人手不足が頻発する。

2. 人件費の非効率

予測が外れることによる残業代の増加、急な派遣増員コスト、または余剰人員による無駄な人件費が発生。年間で数百万〜数千万円の損失に。

3. 波動対応の遅れ

セール・季節変動・曜日特性などの物量波動に対し、前日や当日まで正確な作業量が把握できず、適切な要員配置ができない。

主要な価値提案

90%+
予測精度(当日8時時点)
800万円
年間人件費削減効果
24パターン
自動最適モデル選定

ターゲット顧客像

物流センター運営企業

作業量の波動が大きく、要員計画に課題を持つ物流センター。作業者30名以上が導入目安。セール・季節変動への対応に苦慮している現場。

人件費最適化を志向する企業

残業・急な増員・余剰人員の回避により、人件費の最適化を図りたい企業。特に派遣・パート比率の高い物流現場に効果大。

物流統括部門

複数センターを統括管理する物流統括部門。拠点ごとの予測を一元管理し、要員の融通やコスト配分を最適化したい組織。

DX推進・業務改革部門

属人的な業務をデータドリブンに転換したい企業。AI活用による物流DXの第一歩として、効果が見えやすいWFは最適。

WFで実現する「予測に基づく物流運営」

属人的な勘に頼る予測から、AIによる高精度な作業量予測へ。要員計画の最適化で年間800万円のコスト削減を実現します。

導入事例を見る

WF予測フロー

WFの予測プロセスは、データ蓄積 → モデル作成 → 予測計算 → 予実検証の4フェーズで構成されます。各フェーズが自動的に連携し、予測精度を継続的に向上させるサイクルを形成します。

4フェーズ概要

Phase 1: データ蓄積

  • WMSから作業実績データを自動取得
  • カレンダー情報(祝日・セール等)を登録
  • 説明変数(受注データ・天候等)を連携
  • 学習に十分なデータ量を蓄積

Phase 2: モデル作成

  • Prophetアルゴリズムで時系列モデル構築
  • 24パターンのパラメータ組合せを自動評価
  • 最高精度のモデルを自動選定
  • トレンド・周期性・イベント効果を分離

Phase 3: 予測計算

  • 選定モデルで将来の作業量を予測
  • 当日受注状況によるリアルタイム補正
  • 予測結果をSC/RA/DOモジュールへ連携
  • 要員計画・配送計画に自動反映

Phase 4: 予実検証

  • 予測と実績の差異を自動比較
  • 差異の原因分析(イベント・異常値)
  • 予測精度のモニタリング
  • モデル再学習による精度改善サイクル

WF予測フロー図

Phase 1
データ蓄積
入力
作業実績(WMS連携)
カレンダー情報(イベント登録)
説明変数(受注・天候等)
処理
学習データ蓄積(自動取込)
→
Phase 2
モデル作成
AI
Prophet(時系列分析)
24パターン評価(自動チューニング)
最適モデル選定(精度最大化)
→
Phase 3
予測計算
予測
作業量予測(将来予測算出)
当日補正(リアルタイム更新)
SC 要員計画
RA 要員配置
DO 配送計画
→
Phase 4
予実検証
検証
予実差異分析(自動比較)
精度レポート
モデル改善フィードバック

他モジュールとの連携

連携モジュール連携内容活用シーン
SC(Staff Calculator)予測作業量を基に必要人員数を算出翌日〜1週間先の要員計画策定
RA(Resource Allocator)予測結果に基づく最適な要員配置当日のシフト・配置最適化
DO(Delivery Optimizer)出荷量予測を配送計画に反映配車台数・ルートの事前最適化
PA(Progress Analyzer)予測vs実績の進捗比較当日のリアルタイム進捗モニタリング

予測エンジン: Prophet

Technology WFの予測エンジンには、Meta(旧Facebook)が開発したオープンソースの時系列予測アルゴリズム「Prophet」を採用。加法モデルによる時系列データ予測で、トレンド・周期性・イベント効果を分離して抽出し、高精度な予測を実現します。

Prophetによる時系列分解

Prophetは時系列データを以下の4つの成分に分解し、それぞれを独立にモデリングすることで、複雑な物量パターンを高精度に捉えます。

↑

トレンド

中長期的な増加・減少傾向。事業成長や市場変化に伴う物量の基調変化を捉える。

∿

年周期性

1年単位の季節パターン。年末年始、お中元・お歳暮、決算期など年間の定期的な物量変動。

⇆

週周期性

曜日ごとの繰り返しパターン。月曜は多い、水曜は少ないなど、曜日特性を自動学習。

★

イベント効果

セール、祝日、キャンペーン等の特別イベントが物量に与える影響を個別に推定。

24パターン自動チューニング

WFは、4つの調整パラメータの組合せから生まれる24パターンすべてでモデルを構築し、予測精度が最も高いパラメータセットを自動的に採用します。人手による試行錯誤は不要です。
パラメータ選択肢説明
成長モデル線形 / 非線形トレンドの形状。安定成長なら線形、急成長・飽和なら非線形(ロジスティック)
周期性モード加法 / 乗法周期変動の振幅が一定(加法)か、トレンドに比例して変化(乗法)か
トレンド柔軟性強 / 中 / 弱トレンド変化への追従度。急変に対応するか安定性を重視するか
周期性の強さ強 / 弱周期パターンをどの程度重視するか。データの周期性が明確なら強
計算式 2(成長モデル) × 2(周期性モード) × 3(トレンド柔軟性) × 2(周期性の強さ) = 24パターン → 最高精度モデルを自動選定

Prophetの技術的優位性

データ欠損への堅牢性

休業日や欠損データがあっても予測精度が大きく低下しません。物流現場で頻発する「データの歯抜け」に強い設計です。

傾向変化への適応

事業拡大や取引先変更による物量トレンドの変化を自動検知。変化点(チェンジポイント)を柔軟に捉えてモデルを調整します。

異常値の適切な処理

システム障害や災害等による一時的な異常値が、長期予測に悪影響を与えないよう自動的に処理。安定した予測を維持します。

解釈可能な予測結果

ブラックボックスではなく、トレンド・周期性・イベント効果の寄与を可視化。「なぜこの予測になったか」を担当者が理解できます。

当日補正機能

Key Feature WFは当日の受注状況を常にシステムに連携し、予測をリアルタイムで補正します。時間の経過とともに予測精度が向上する仕組みにより、当日12時以降は95%以上の精度を実現します。

予測精度の時間推移

前日時点
~85%
過去実績+イベント情報ベース
当日 8:00
~90%
当日受注データで第1回補正
当日 12:00〜
95%+
受注データ蓄積による高精度補正

予測画面紹介

WFは3つのメニューカテゴリ(データ管理・予測・管理)、計8画面で構成されています。データ管理ではデータグループ管理、データ管理、カレンダーイベントマスタ、カレンダーマスタの4画面で予測の前提データを整備し、予測カテゴリでは計算開始指示と処理結果確認の2画面で予測実行・確認を行います。

1. 予測計算画面

予測モデルの作成・計算を実行する画面です。対象センター・作業カテゴリ・予測期間を指定し、予測計算を開始します。24パターンの自動チューニングにより、最適なモデルパラメータが自動選定されます。
  • 対象センター・作業カテゴリの選択
  • 学習期間・予測期間の設定
  • イベント情報・説明変数の確認
  • 予測計算の実行と進捗表示
  • 採用モデル(24パターンからの選定結果)の表示
WF 予測計算画面

2. 予測結果確認画面

予測計算の結果を詳細に確認する画面です。予測に影響を与えたイベント・説明変数・周期性の寄与を可視化し、「なぜこの予測値になったか」を分解して表示します。
  • 予測値の時系列グラフ(実績との重ね合わせ)
  • トレンド成分・周期性成分の分解表示
  • イベント効果の影響度ランキング
  • 説明変数ごとの寄与度
  • 予測信頼区間の表示
WF 予測結果確認画面

3. 予実差異確認画面

予測と実績の差異を確認し、予測精度をモニタリングする画面です。差異の大きい日やカテゴリを特定し、モデル改善のインサイトを得ることができます。
  • 日別の予測値 vs 実績値の比較チャート
  • 差異率(MAPE等)の推移グラフ
  • 差異が大きい日のハイライトと原因分析
  • カテゴリ別・センター別の精度比較
  • 過去の精度推移トレンド
WA 作業量予測実績照会

導入事例

事例1: 事例A社

Case Study プロツール流通大手。200名・20チーム体制の大規模物流センターにWFを導入。
項目内容
導入規模200名 / 20チーム体制
導入効果年間800万円の人件費削減
主な成果属人的な予測から脱却し、データに基づく要員計画を実現。余剰人員・急な増員を大幅に削減。
活用モジュールWF + SC(要員計画)

事例2: 事例B社

Case Study 日用品大手。全国44拠点にWFを展開。予測精度90%以上を安定的に達成。
項目内容
導入規模全国44拠点
予測精度90%以上(全拠点平均)
PoC精度荷姿バラのMAPE 7.5〜7.8%(非常に高精度)
主な成果全国拠点の作業量予測を一元管理。統括部門の意思決定スピードが大幅向上。
活用モジュールWF + SC + RA(全モジュール連携)

ROI分析

コスト削減効果の構造

残業代削減

高精度予測により適正人員を配置。想定外の残業を大幅に削減。特にセール期・繁忙期に効果大。

急な派遣増員の回避

1週間先まで必要人員を予測。計画的な人員手配により、割増料金の派遣依頼を削減。

余剰人員の最適化

「念のため多めに配置」を解消。必要最小限の人員で運営し、無駄な人件費を削減。

ROI試算モデル(200名規模センターの場合)

項目金額備考
残業代削減約300万円/年残業時間20%削減として試算
派遣割増回避約200万円/年急な増員依頼を月2回削減
余剰人員削減約300万円/年1日あたり平均2名の余剰解消
合計削減効果約800万円/年事例A社実績(200名/20チーム体制)ベース
ROI PoC費用200万円に対し、年間削減効果800万円。投資回収期間は約3ヶ月。初年度から十分なROIが見込めます。

PoC提案パッケージ

GWES WF PoC パッケージ

200万円
PoC費用
2ヶ月
実施期間
1センター
対象範囲

PoCスケジュール

フェーズ期間内容
Week 1-22週間データ連携設計・環境構築・データ品質確認
Week 3-64週間モデル構築・24パターンチューニング・精度最適化
Week 7-82週間精度検証・ROI試算・報告書作成・本導入提案

PoC成果物

  • 予測モデル(最適パラメータ選定済み)
  • 精度検証レポート(MAPE、予実比較グラフ)
  • ROI試算書(年間削減効果の見積もり)
  • 本導入に向けたロードマップ

まずはPoCで効果を実感

200万円・2ヶ月のPoCで、貴社データでの予測精度とROIを検証します。
お気軽にお問い合わせください。

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GWES PA System Guide|作業進捗分析

Progress Analyzer — 倉庫向け作業進捗可視化・分析システム

PA (Progress Analyzer) とは

PAは、GWES(GROUND Warehouse Execution System)プラットフォーム上で動作する倉庫向け作業進捗可視化・分析モジュールです。WMS(倉庫管理システム)から取得した作業量データと目標KPIを組み合わせ、入荷・格納・ピッキング・出荷の各工程のリアルタイム進捗を一元的に監視します。従来、定時の進捗報告や現場巡回に頼っていた進捗管理を、データドリブンに変革することが目的です。

RA連携 PAはRA(Resource Allocation)モジュールと密接に連携します。RAが「最適な人員配置」を担うのに対し、PAは「リアルタイム進捗の可視化と分析」を担います。RAで計画した配置が実際に機能しているかをPAで監視し、乖離があればRAで再配置を行う — この循環がGWESの強みです。

PAが解決する課題

リアルタイム進捗の見える化不足

定時の進捗報告に依存し、異常検知が遅れる。問題が発覚した時点では既に手遅れで、対応が後手に回る。

便別締め時間の遵守率低下

出荷便ごとの締め時間に対する進捗が見えず、間に合わないリスクを事前に把握できない。結果的に遅延・誤出荷が発生。

要員配置の判断遅れ

各工程の負荷バランスが見えず、リソース再配分の判断が現場リーダーの勘と経験に依存している。

主要な価値提案

遅延即時検知
REAL-TIME MONITORING

検知時間を1時間→即時に短縮。全工程の進捗を一元監視

便別遵守率UP
ON-TIME COMPLETION

出荷便ごとの締め時間遵守率を可視化し改善を促進

計画vs実績vs予測
PLAN vs ACTUAL vs FORECAST

3軸比較で乖離を自動検出し、要員再配置の判断を支援

ターゲット顧客像

IDEAL CUSTOMER PROFILEPAが最も効果を発揮する顧客は、以下の条件を複数満たす倉庫オペレーションです。
条件詳細重要度
作業者50名以上人数が多いほど進捗把握が困難になり、可視化の価値が高まる必須
複数工程入荷・格納・ピッキング・出荷など工程間の依存関係がある必須
締め時間制約あり出荷便別に厳密な締め時間があり、遵守率が重要なKPI必須
倉庫管理システム(WMS)等の利用各種作業実績データの自動連携が可能
※手書き運用等でデータ化していない工程については、タブレット機能での入力も可能
推奨
複数フロア・エリア物理的に離れたエリアがあり、巡回での進捗把握が困難推奨
作業者50名以上の目安についてPAは進捗の可視化・分析が主機能であるため、人員配置最適化を行うRA(100名以上が目安)に比べ、小規模な現場でも十分に効果を発揮します。

PAの全画面一覧

PAは6つのカテゴリ、31画面で構成されます。以降のタブで主要画面を詳しく紹介します。

カテゴリ画面数主要画面
進捗サマリ5画面全体進捗、全体進捗2、フロア別、荷主別、エリア別ダッシュボード
進捗詳細5画面進捗詳細、便別完了、進捗モニタ、スループットモニタ
作業計画2画面要員シミュレーション、作業予測情報メンテナンス
作業予測4画面予測モデル作成、予測マスタ、予測結果確認・照会
作業予実分析2画面時間別・日別作業実績サマリ
マスタ・管理13画面目標KPI、作業者マスタ、カレンダ、オートプレイ等

PA運用の4フェーズ

PAの運用は大きく4つのフェーズで構成されます。事前にKPIとマスターを設定し、始業時に当日の計画を確認、日中はリアルタイムで進捗を監視し遅延を即座に検知、終業後は予実を分析して翌日以降の改善に繋げます。

Phase 1: 事前設定

  • 目標KPI設定
  • 作業計画線メンテナンス
  • スループットマスタ設定
  • 作業者マスタ登録
  • カレンダ・イベント設定
  • 作業量予測モデル作成

Phase 2: 始業時

  • 計画一覧ダッシュボード確認
  • 当日の作業量予測確認
  • 要員シミュレーション実行
  • 全体進捗ダッシュボード表示

Phase 3: 日中

  • 全体・フロア別進捗監視
  • 便別完了状況チェック
  • 進捗詳細で遅延検知
  • スループットモニタ確認
  • 進捗モニタで傾向把握

Phase 4: 終業後

  • 時間別作業実績サマリ
  • 日別作業実績サマリ
  • 計画vs実績の乖離分析
  • 翌日の改善アクション策定

業務フロー図

以下はPA業務フローの全体像です。WMSからのデータ取得、PAでの進捗可視化、現場での改善アクションの3レイヤーで示しています。

事前設定
マスタ・KPI
管理者
KPIマスタ設定
目標スループット等
作業計画線設定
時間帯別処理量
予測モデル作成
作業量予測
WMS
作業者情報
マスタ連携
→
始業時
計画確認
管理者
計画一覧確認
当日作業量把握
要員シミュレーション
必要人員の試算
WMS
作業指示データ
DO(出荷指示)取込
→
日中
リアルタイム監視
管理者
進捗ダッシュボード
全体・フロア・荷主別
便別完了監視
締め時間遵守
進捗詳細分析
KPI・予実・予測
現場
遅延検知時
リソース再配分
RA連携
人員再配置指示
→
終業後
実績分析
管理者
時間別実績サマリ
計画vs実績
日別実績サマリ
トレンド分析
現場
改善アクション
翌日の計画に反映

PA画面一覧表

※主要画面13画面を掲載。目標KPIメンテナンス・マスタメンテナンス・管理系の18画面は本レポートでは省略しています。
#カテゴリ画面名主な用途利用フェーズ
1進捗サマリ全体進捗ダッシュボード4工程の進捗率を円グラフで一覧表示日中
2進捗サマリフロア別進捗ダッシュボードフロアごとの進捗・要員状況を比較日中
3進捗サマリ荷主別進捗ダッシュボード荷主の切り口で進捗を監視日中
4進捗サマリエリア別進捗ダッシュボード物理エリアごとの進捗を監視日中
5進捗詳細計画一覧ダッシュボード週間の作業計画と実績を棒グラフで表示始業時
6進捗詳細進捗詳細ダッシュボードKPI4つ+折れ線グラフ+棒グラフで詳細分析日中
7進捗詳細便別完了ダッシュボード出荷便ごとの締め時間と進捗を色付きバーで表示日中
8進捗詳細進捗モニタ(指示済)エリアチャートで指示・作業中・完了を時系列表示日中
9進捗詳細作業者別現在スループットモニタ作業者個人のスループットをリアルタイム監視日中
10作業計画要員シミュレーション計画/予測/実績/締めの4線グラフで要員試算始業時
11作業計画作業予測情報メンテナンス作業量の予測情報を管理・更新事前設定
12作業予実分析時間別作業実績サマリ1時間単位で計画人時・実績を比較終業後
13作業予実分析日別作業実績サマリ日単位で各工程の予実を比較(最大2週間)終業後

進捗サマリ — 全体を俯瞰する

進捗サマリは、倉庫全体の作業進捗をリアルタイムで俯瞰するためのダッシュボード群です。全体・フロア別・荷主別・エリア別の4つの切り口で、入荷・格納・ピッキング・出荷の各工程を円グラフで可視化します。

全体進捗ダッシュボード

倉庫全体の進捗を一画面で把握するメイン画面です。入荷・格納・ピッキング・出荷の4工程それぞれについて、円グラフで進捗率を表示。各工程の実績数・終了予定時刻・現在目標数・全体数が一覧で確認できます。
  • 円グラフ表示: 4工程の進捗率をビジュアルに表示。遅延時は赤色でアラート
  • 終了予定時刻: 現在のペースで作業を継続した場合の完了予測時刻
  • 目標進捗率: 現時点で本来あるべき進捗率との比較
  • 切替表示: 日付・センター・フロアの切替が可能
全体進捗ダッシュボード
営業での活用: デモの最初に見せる画面として最適。「今、倉庫全体がどうなっているか」を一目で伝えられます。進捗率が100%を超えている工程(前倒し完了)と、遅延している工程のコントラストが訴求力になります。

全体進捗ダッシュボード2

全体進捗ダッシュボードの別レイアウト版です。複数の表示形式から現場に最適なビューを選択可能で、運用スタイルや表示デバイスに合わせてお使いいただけます。
全体進捗ダッシュボード2

フロア別進捗ダッシュボード

フロア(1F/2F等)ごとに4工程の進捗を円グラフで表示します。フロア間の進捗差異を即座に把握でき、どのフロアに注力すべきかの判断材料になります。要員実績数・要員計画数もフロア別に確認可能です。
  • フロア別円グラフ: 各フロアで入荷/格納/ピック/出荷の進捗を個別表示
  • 要員数表示: 計画要員数と実績要員数の比較
  • 遅延ハイライト: 目標を下回るフロアは赤色で強調表示
フロア別進捗ダッシュボード
デモのポイント: 「2Fのピッキングが28%で遅延している」等、具体的な数字で遅延箇所を特定できることを示すと効果的です。フロア間の要員バランスの偏りも可視化できます。

荷主別進捗ダッシュボード

荷主(クライアント)の切り口で各工程の進捗を監視する画面です。3PL事業者が複数荷主の作業を並行して行う場合に、荷主ごとの進捗差異を把握するのに有効です。
  • 荷主ごとの進捗率: 荷主別に4工程の進捗を表示
  • 優先度判断: どの荷主の作業が遅れているかを即座に把握
  • SLA管理: 荷主ごとのサービスレベル遵守状況の確認
荷主別進捗ダッシュボード

エリア別進捗ダッシュボード

物理的なエリア(棚エリア・ピッキングゾーン等)ごとの進捗を監視します。倉庫内のどのエリアがボトルネックになっているかを特定するのに活用します。
  • エリア単位の進捗: 倉庫の物理レイアウトに沿った進捗表示
  • ボトルネック特定: 遅延エリアを素早く特定し、人員投入の判断材料に
エリア別進捗ダッシュボード
進捗サマリの使い分け 全体進捗 → まず全体像を把握 → フロア別 → 遅延フロアを特定 → 荷主別/エリア別 → 原因を深掘り、という流れでドリルダウン的に活用します。3PLなら荷主別、自社物流ならエリア別が重要度が高くなります。

進捗詳細 — 深掘りする

進捗サマリで異常を検知した後、詳細な分析を行うための画面群です。KPIカード、折れ線グラフ(計画・実績・予測の3線比較)、便別進捗、スループットモニタなど、多角的な分析ができます。

進捗詳細ダッシュボード

PAの中核となる分析画面です。上段にKPIカード4つ、中段に作業進捗の折れ線グラフ(計画・実績・予測の3線)、下段に要員進捗の棒グラフを配置。「今どこにいて、このまま行くとどうなるか」を一画面で把握できます。

KPIカード(上段)

  • 全体進捗率: 現時点の進捗率
  • 目標進捗率: 本来あるべき進捗率
  • 計画要員比率: 計画に対する実績要員の充足率
  • スループット比率: 目標に対する実際のスループット

グラフ(中段・下段)

  • 作業進捗折れ線: 計画線(理想)、実績線(現実)、予測線(このまま行くと)の3本
  • 要員進捗棒グラフ: 時間帯別の計画要員数と実績要員数
  • 終了予定時刻: 現在のペースでの完了予測
進捗詳細ダッシュボード
レポートの目玉画面この画面はPAの最大の訴求ポイントです。「計画・実績・予測の3線比較」は、従来のExcel管理では実現できなかったリアルタイム分析を可能にします。デモでは必ずこの画面を見せてください。

便別完了ダッシュボード

出荷便ごとの締め時間に対する進捗状況を色付きバーで表示します。締め時間の遵守が求められる物流現場で、どの便が危険かを一目で把握できるPA独自の画面です。
  • 便別進捗バー: 各出荷便の進捗を色(緑=順調、黄=注意、赤=危険)で表示
  • 工程内訳: ピック1F/2F、出荷1F/2Fなど工程・フロア別の内訳を確認可能
  • 締め時間表示: 各便の締め時間を明示し、残り時間との対比で危険度を判断
便別完了ダッシュボード
訴求ポイント: 「午前便の締めが12:00だが、現在10:30で進捗60%。このまま行くと間に合わない」— このような判断をリアルタイムで行えることが最大の価値です。

計画一覧ダッシュボード

週間の作業計画と実績を一覧で表示するダッシュボードです。棒グラフで日別の作業量を俯瞰し、テーブルで作業計画・実績・予測の詳細数値を確認できます。
  • 週間棒グラフ: 日別の作業量推移をビジュアルに表示
  • 計画/実績/予測テーブル: 各工程の詳細数値を横並びで比較
  • トレンド把握: 週間の作業量変動パターンを把握
計画一覧ダッシュボード

進捗モニタ(指示済)

エリアチャート(積み上げ面グラフ)で、作業の指示・作業中・完了の3つの状態を時系列で表示します。「いつ、どの状態の作業がどれだけあったか」を直感的に把握できます。
  • 3層エリアチャート: 指示済(未着手)、作業中、完了の3状態を色分け
  • 時系列表示: 1日の時間推移に沿った作業状態の変化を追跡
  • 滞留検知: 指示済のまま長時間動かない作業がないかを確認
進捗モニタ(指示済)

作業者別現在スループットモニタ

作業者個人のスループット(件/時)をリアルタイムで監視する画面です。作業者ごとのパフォーマンスを可視化し、教育・指導の材料にもなります。
  • 個人別スループット: 作業者ごとの現在のスループット値を表示
  • 目標対比: 目標スループットに対する達成率を確認
  • 傾向分析: 時間帯による個人のパフォーマンス変動を把握
作業者別現在スループットモニタ
注意点: 作業者別のスループット表示は、現場によっては「監視されている」という心理的抵抗が生じる場合があります。管理者画面として位置づけ、個人の指導・育成目的であることを伝えましょう。

作業計画・予測 — 先を読む

PAの作業計画・予測機能は、過去の実績データをもとに将来の作業量を予測し、適切な要員配置をシミュレーションする機能です。「今日の進捗」だけでなく「明日以降の備え」を支援します。

要員シミュレーション

計画・予測・実績・締めの予測数の4線を折れ線グラフで表示し、時間帯別の要員数をテーブルで確認できる画面です。「あと何人必要か」「どの時間帯に足りなくなるか」を事前にシミュレーションします。

グラフ表示

  • 計画線: 予定通りの進捗カーブ
  • 予測線: 作業量予測に基づくカーブ
  • 実績線: 実際の進捗(当日のみ)
  • 締め予測: 現在ペースでの完了予測

テーブル表示

  • 時間帯別要員数: 各時間帯の必要人数
  • 過不足表示: 計画対比の過不足人数
  • 工程別内訳: 入荷/格納/ピック/出荷別
要員シミュレーション
RA連携ポイント要員シミュレーションの結果をRAモジュールに連携することで、「PAで特定した必要人員を、RAで最適なシフトに落とし込む」というワークフローが実現します。

作業予測情報メンテナンス

作業量の予測情報を管理・更新する画面です。過去の実績データをもとに予測値を登録し、シミュレーションの基礎データとして活用します。
  • 予測値の登録・編集: 工程別・日別の予測作業量を設定
  • 実績との照合: 予測精度を確認し、モデルの改善に活用
作業予測情報メンテナンス

作業量予測機能

過去の作業実績データをもとに、将来の作業量を統計的に予測する機能群です。予測モデルの作成から結果確認まで、一連のワークフローをサポートします。

作業量予測モデル作成

過去実績をもとに予測モデルを構築。曜日・季節性・イベント等のパターンを学習し、将来の作業量を予測します。

作業量予測マスタメンテナンス

予測に使用するパラメータ(学習期間、除外日、重み付け等)を設定・管理する画面です。

作業量予測計算処理結果確認

予測計算のバッチ処理結果を確認。計算の成功/失敗状態とエラー内容を確認できます。

作業量予測実績照会

予測値と実績値を並べて表示し、予測精度を検証する画面です。モデル改善のPDCAに活用します。

作業予実分析 — 振り返る

終業後の実績分析に使用する画面群です。計画と実績の乖離を時間単位・日単位で分析し、翌日以降のオペレーション改善に繋げます。PDCAサイクルの「Check」を担う重要な機能です。

時間別作業実績サマリ

1時間単位で計画人時・実績人数・指示数・実績作業数を比較する画面です。「どの時間帯に問題があったか」を特定するのに最適です。
  • 時間帯別テーブル: 1時間単位で計画vs実績を横並びで表示
  • 計画人時: 計画上の人時(人数 x 時間)
  • 実績人数: 実際に投入された人数
  • 指示数・実績作業数: 指示された作業数と完了数の比較
  • 乖離ハイライト: 計画と実績の乖離が大きい時間帯を強調
時間別作業実績サマリ
活用例: 「14時台に計画8人時に対して実績5人時しか投入できていない。この時間帯にピッキングの遅延が発生した原因」— このような分析が可能です。

日別作業実績サマリ

日単位で各工程の予実を比較する画面です。最大2週間分のデータを横並びで表示し、日々の作業量の変動パターンやトレンドを把握できます。
  • 日別テーブル: 最大2週間分の予実データを一覧表示
  • 工程別比較: 入荷/格納/ピッキング/出荷の各工程で予実を比較
  • トレンド把握: 曜日による作業量の変動パターンを確認
  • 改善効果測定: 施策実施前後の比較で改善効果を定量化
日別作業実績サマリ
活用例: 「月曜は週末の入荷分が溜まるため作業量が多い。金曜は翌週に向けた出荷が集中。この曜日パターンをRAの計画に反映する」— データに基づいた計画策定が可能になります。

予実分析の活用サイクル

Plan
計画
予測データに基づき
要員計画を立案
→
Do
実行
リアルタイム進捗を
ダッシュボードで監視
→
Check
評価
時間別・日別の
予実サマリで分析
→
Act
改善
KPI・計画線を
チューニング
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GWES IA System Guide|在庫分析

Inventory Analyzer — 倉庫向け在庫可視化・分析システム

IA (Inventory Analyzer) とは

IAは、GWES(GROUND Warehouse Execution System)プラットフォーム上で動作する倉庫向け在庫可視化・分析モジュールです。庫内在庫の状態を在庫量・出庫ABC・滞留・回転率分析の複数切り口で多角的に分析し、在庫配置の最適化判断を支援します。従来、Excelで手作業集計していた在庫分析を、リアルタイムかつ視覚的に実現することが目的です。

IAはSO(Slotting Optimizer)モジュールと密接に連携します。IAが「在庫状態の可視化・分析」を担うのに対し、SOは「分析結果に基づく在庫配置の最適化」を担います。IAで特定した非効率な配置をSOで改善する — この循環がGWESの強みです。

IAが解決する課題

在庫配置の非効率

出荷頻度の高い商品が遠いロケーションに配置され、ピッキング動線が長くなっている。配置見直しの判断材料がなく、非効率が放置される。

滞留在庫の放置

長期間出荷のない商品がゴールデンゾーン(取りやすい棚位置)を占有。本来そこに置くべき高回転商品が遠い場所に追いやられている。

在庫回転率の見える化不足

商品別の回転率が把握できず、補充タイミングや配置変更の判断が遅れる。過剰在庫・欠品のリスクが高まる。

ABC分析の手作業依存

Excelでの集計に数時間〜数日かかり、リアルタイム性がない。分析頻度が月次程度に留まり、変化への対応が遅い。

主要な価値提案

動線30%短縮
PICKING ROUTE OPTIMIZATION

ABC分析に基づく在庫再配置でピッキング動線を大幅短縮

分析工数90%減
AUTOMATED ANALYSIS

手動Excel集計をリアルタイムダッシュボードに置き換え

滞留早期発見
STAGNANT STOCK DETECTION

分析結果をSlotting Optimizerに連携し、配置最適化を実行

ターゲット顧客像

IDEAL CUSTOMER PROFILEIAが最も効果を発揮する顧客は、以下の条件を複数満たす倉庫オペレーションです。
条件詳細重要度
SKU数1,000以上取扱商品数が多いほど在庫管理の複雑性が増し、分析ツールの価値が高まる必須
固定ロケーション運用商品ごとに定位置(固定棚)を割り当てており、配置の最適化余地がある必須
出荷頻度にばらつきABC分析が有効な商品構成。A品:少数だが出荷頻度高、C品:多数だが出荷頻度低必須
倉庫管理システム(WMS)等の利用在庫データ・出荷実績の自動連携が可能推奨
配置見直しの余地あり現在の配置が長期間変更されておらず、出荷パターンの変化に追従していない推奨
SKU数1,000以上の目安についてIAは在庫の可視化・分析が主機能であるため、SKU数が多いほど分析価値が高まります。数百SKUでも効果はありますが、1,000SKU以上で顕著な効果を実感いただけます。

IAの全画面一覧

IAは5つのカテゴリ、23画面で構成されます。以降のタブで主要画面を詳しく紹介します。

カテゴリ画面数主要画面
在庫量分析3画面在庫ツリーマップ、在庫推移(容積)、在庫推移(数量)
出庫ABC分析6画面ABCパレート、ヒートマップ、ツリーマップ、在庫配置マトリクス
滞留商品分析3画面商品別滞留在庫、滞留ヒートマップ、在庫推移(滞留日数)
在庫回転率1画面商品別在庫回転率モニタ
マスタ・管理10画面表示順マスタメンテナンス、センター切替、表示設定、汎用検索、アドオン等

IA分析の4ステップ

IAによる在庫分析は4つのステップで構成されます。まず在庫量の全体像を把握し、次にABC分析で出荷頻度に基づく分類を行い、滞留分析で改善対象を特定、最後にSOと連携して配置最適化を実行します。

01
在庫量把握
ツリーマップで商品カテゴリ別の在庫量を俯瞰し、在庫の偏在を把握。時系列での推移も確認
在庫ツリーマップ / 在庫推移
→
02
出庫ABC分析
出荷頻度に基づきA/B/Cランクに分類。パレート図・ヒートマップ・マトリクスで配置適正度を評価
ABCパレート / ヒートマップ / マトリクス
→
03
滞留分析
長期間出荷のない商品を特定。ヒートマップでゴールデンゾーンの滞留在庫を可視化
滞留在庫一覧 / 滞留ヒートマップ
→
04
配置最適化
分析結果をSOに連携し、出荷頻度に基づくロケーション再配置を自動提案・実行
SO(Slotting Optimizer)連携
継続的な改善サイクル IAの分析は一度きりではなく、定期的に繰り返すことで効果を最大化します。季節変動や商品入替に応じてABCランクは変化するため、月次〜四半期ごとに分析を更新し、SOによる配置見直しを実施することを推奨しています。

各ステップの詳細

Step 1: 在庫量把握

  • 在庫ツリーマップで全体俯瞰
  • カテゴリ別の在庫量把握
  • 保管容積の推移確認
  • 在庫数量・入出庫の推移確認
  • 保管効率の評価

Step 2: 出庫ABC分析

  • 出荷頻度によるABC分類
  • パレート図で全体構成を確認
  • ヒートマップで倉庫上の分布可視化
  • 在庫配置マトリクスで適正度評価
  • ピッキングヒートマップ

Step 3: 滞留分析

  • 商品別の滞留日数確認
  • ヒートマップで滞留位置を特定
  • 滞留日数の時系列推移
  • ゴールデンゾーン占有の把握
  • 廃棄・返品候補の抽出

Step 4: 配置最適化

  • 在庫回転率モニタで総合評価
  • 分析結果のSO連携
  • ロケーション再配置の提案
  • 配置変更の実行・効果検証
  • 次回分析サイクルの計画

分析の切り口と対応画面

分析切り口目的主要画面可視化手法
在庫量在庫の偏在・推移を把握在庫ツリーマップ、在庫推移ツリーマップ、折れ線グラフ
出庫ABC出荷頻度による分類・配置評価ABCパレート、ヒートマップ、マトリクスパレート図、ヒートマップ、マトリクス
滞留長期滞留商品の特定・対策滞留在庫一覧、滞留ヒートマップ一覧表、ヒートマップ
回転率商品別の在庫効率を評価在庫回転率モニタモニタ一覧

在庫量分析

在庫量分析は、IAによる在庫分析の第一歩です。倉庫内の在庫がどのカテゴリにどれだけ存在するかを視覚的に把握し、在庫の偏在や推移を確認します。

在庫ツリーマップ(商品在庫別)

商品カテゴリ別の在庫量をツリーマップで視覚化するメイン画面です。面積の大きさが在庫量に比例し、一目でどのカテゴリが在庫を多く占めているかがわかります。色分けにより在庫の健全性(過剰・適正・不足)も表現されます。
  • 面積 = 在庫量: カテゴリの面積が在庫量に比例。大きい面積ほど在庫が多い
  • ドリルダウン: カテゴリ → サブカテゴリ → 個別商品と段階的に詳細化可能
  • フィルタリング: 期間・倉庫・エリアでの絞り込みが可能
在庫ツリーマップ(商品在庫別)

在庫推移(保管容積)

時系列での在庫保管容積の推移をグラフ表示します。倉庫の保管キャパシティに対する在庫量の変動を把握でき、保管効率の改善余地や将来的なスペース不足のリスクを事前に察知できます。
  • 時系列グラフ: 日別・週別・月別で保管容積の推移を表示
  • キャパシティ比較: 保管上限との対比で充填率を可視化
  • カテゴリ別内訳: 容積の増減がどのカテゴリに起因するかを把握
在庫推移(保管容積)

在庫推移(在庫数、入出庫)

在庫数量と入出庫数量の時系列推移を同時に表示する画面です。入庫量と出庫量のバランスを確認し、在庫が増加傾向か減少傾向かを把握できます。季節変動やキャンペーン時の在庫変動パターンの分析にも有効です。
  • 在庫数推移: 日別の在庫数量の変動をグラフ表示
  • 入出庫バランス: 入庫量と出庫量を積み上げグラフで比較
  • トレンド分析: 在庫数の増減トレンドを把握し、補充計画に活用
在庫推移(在庫数、入出庫)
活用のポイント 在庫量分析は「現状把握」のフェーズです。ツリーマップで在庫の全体像を直感的に把握した上で、次のステップ(出庫ABC分析)で「本当にその量の在庫が必要か?」「配置は適切か?」を深掘りしていきます。

出庫ABC分析

出庫ABC分析は、IAの中核機能です。出荷頻度に基づいて商品をA(高頻度)・B(中頻度)・C(低頻度)にランク分けし、現在のロケーション配置が出荷効率の観点から適正かどうかを多角的に評価します。

ABC分析の基本 一般的にA品(上位20%の商品)が出荷量全体の約80%を占めます(パレートの法則)。A品を出荷口に近い「ゴールデンゾーン」に配置することで、ピッキング動線を大幅に短縮できます。IAはこの分析をリアルタイムで自動化します。

出庫ABCパレート

出荷頻度に基づくABC分類の結果をパレート図(棒グラフ + 累積線)で表示します。全商品の出荷頻度を降順に並べ、A/B/Cの境界線を明示。どの程度の商品数でどれだけの出荷量をカバーしているかが一目でわかります。
  • パレート図: 棒グラフ(個別出荷量)+ 折れ線(累積構成比)の複合チャート
  • ABC境界: A品(累積80%以内)、B品(80〜95%)、C品(95%〜)の自動分類
  • 商品数構成: 各ランクに属する商品数の割合を表示
出庫ABCパレート

出庫ABCヒートマップ

倉庫レイアウト上でABCランクを色分け表示するヒートマップ画面です。棚・列・通路・エリアの各粒度でABCランクの分布を確認でき、A品が出荷口から遠い位置に配置されていないかを視覚的に検証できます。
  • 棚/列別ヒートマップ: 個々の棚や列単位でABCランクを色分け表示
  • 通路/列別ヒートマップ: 通路と列の2軸でABCランクの分布を可視化
  • エリア/通路別ヒートマップ: エリアと通路の2軸でより広い視野での分布を確認
  • 色分け: A品=赤系(高頻度)、B品=黄系(中頻度)、C品=青系(低頻度)
出庫ABCヒートマップ

在庫ツリーマップ(出庫ABCランク)

ABCランク別の出荷量をツリーマップで視覚化します。ランクごとの面積比率で出荷量の構成が一目瞭然。各ランク内での商品別シェアも把握でき、特にA品のなかでも突出して出荷量が多い商品の特定に有効です。
  • ランク別面積: A/B/Cランクごとに出荷量に比例した面積で表示
  • 商品別内訳: 各ランク内の個別商品のシェアを可視化
  • ドリルダウン: ランク → カテゴリ → 個別商品と段階的に掘り下げ
在庫ツリーマップ(出庫ABCランク)

ピッキングヒートマップ

実際のピッキング実績を倉庫レイアウト上にヒートマップとして表示します。ピッキング頻度が高い場所が暖色(赤系)で表示され、ピッキング動線の集中箇所や効率の悪いエリアを特定できます。
  • 頻度ヒートマップ: ピッキング回数に応じた暖色〜寒色のグラデーション表示
  • 動線分析: ピッキングの集中箇所から動線の効率性を評価
  • ABC対比: ABCランクの配置との整合性を視覚的に確認
ピッキングヒートマップ

在庫配置マトリクス

出荷ランク(ABC)とロケーションランク(出荷口からの距離に基づく評価)のマトリクスで、在庫配置の適正度を評価する画面です。IAの分析結果の「集大成」とも言える画面で、どの商品の配置を改善すべきかが明確にわかります。
  • 2軸マトリクス: 縦軸=出荷ランク(ABC)、横軸=ロケーションランク(立地の良さ)
  • 理想配置: A品が良立地、C品が遠方に配置されている状態が理想(対角線上)
  • 改善対象の特定: 対角線から外れた商品群が配置見直しの優先候補
  • SO連携: マトリクスの改善対象をSOに連携し、自動で再配置を提案
在庫配置マトリクス

ロケーションランクヒートマップ

倉庫内のロケーションを出荷口からの距離や作業効率に基づいてランク付けし、ヒートマップで表示します。「ゴールデンゾーン」(最もアクセスしやすい場所)がどこかを視覚化し、在庫配置マトリクスと組み合わせて活用します。
  • ランク可視化: 出荷口からの距離・作業効率に基づくロケーション評価
  • ゴールデンゾーン特定: 最もピッキング効率が高い場所を明示
  • 配置マトリクスとの連携: ロケーションランクを在庫配置マトリクスの横軸として活用
ロケーションランクヒートマップ
在庫配置マトリクスの読み方 マトリクスの「左上」(A品 × 良立地)と「右下」(C品 × 遠方)に商品が集中していれば、配置は適正です。逆に「右上」(A品 × 遠方)に商品があれば、頻繁に出荷する商品が遠くに置かれており、ピッキング効率が悪い状態です。これがSOによる配置変更の最優先候補となります。

滞留・回転率分析

滞留商品分析は、長期間出荷のない「眠っている在庫」を特定し、保管スペースの有効活用を促進する機能です。ゴールデンゾーンに滞留在庫が占有している場合、高回転商品の配置を圧迫し、全体のピッキング効率を低下させます。

商品別滞留在庫

長期間出荷のない商品を滞留日数順に一覧表示する画面です。商品コード・商品名・最終出荷日・滞留日数・在庫数量・保管ロケーションなどの情報を確認でき、対策(移動・廃棄・返品)の優先順位付けに活用します。
  • 滞留日数ソート: 滞留日数の長い順に自動ソート。最も問題のある商品が上位に
  • 閾値設定: 「30日以上」「60日以上」「90日以上」など閾値を自由に設定
  • フィルタリング: カテゴリ・エリア・ロケーションでの絞り込み
  • 対策候補の抽出: 滞留日数×在庫金額で優先度スコアリング
商品別滞留在庫

滞留在庫ヒートマップ

倉庫レイアウト上で滞留状況を色分け表示するヒートマップです。長期滞留の在庫が集中しているエリアを視覚的に特定でき、特にゴールデンゾーンに滞留在庫がある場合は即座に配置見直しの対象となります。
  • 滞留度ヒートマップ: 滞留日数に応じた暖色〜寒色のグラデーション表示
  • ゴールデンゾーン対比: ロケーションランクと重ねて表示し、好立地の滞留在庫を特定
  • エリア別集計: エリアごとの滞留在庫の合計量を表示
滞留在庫ヒートマップ

在庫推移(在庫数、滞留日数)

在庫数量と平均滞留日数の時系列推移を表示する画面です。滞留日数のトレンドを把握することで、滞留対策の効果測定や、在庫の鮮度管理に活用できます。
  • 滞留日数推移: 平均滞留日数の時系列変化をグラフ表示
  • 在庫数対比: 在庫数量と滞留日数の関係を同一グラフで確認
  • 改善効果の測定: 配置見直し前後での滞留日数の変化を定量的に評価
在庫推移(在庫数、滞留日数)

在庫回転率

在庫回転率は、一定期間内に在庫がどれだけ入れ替わったかを示す指標です。回転率が高いほど在庫効率が良く、低いほど在庫が滞留していることを意味します。

商品別在庫回転率モニタ

商品ごとの在庫回転率を一覧表示するモニタ画面です。回転率の高い商品・低い商品を一目で把握でき、補充計画や在庫削減施策の立案に活用します。ABC分析と組み合わせることで、在庫の総合的な健全性評価が可能です。
  • 回転率ランキング: 商品ごとの回転率を降順・昇順で表示
  • 目標対比: 目標回転率との乖離を色分け表示(達成=緑、未達=赤)
  • ABC連携: 出荷ランク(ABC)との組み合わせで在庫効率を多角的に評価
  • トレンド表示: 回転率の推移をスパークラインで表示
商品別在庫回転率モニタ
滞留分析と回転率の使い分け 滞留分析は「出荷が完全に止まっている商品」の特定に有効で、回転率は「出荷はあるが頻度が低い商品」の評価に有効です。両方を組み合わせることで、在庫のライフサイクル全体を管理できます。
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GWES SO System Guide|在庫配置最適化

Slotting Optimizer — 在庫配置最適化モジュール

SO (Slotting Optimizer) とは

SOは、GWES(GROUND Warehouse Execution System)プラットフォーム上で動作する在庫配置最適化モジュールです。数理最適化(組合せ最適化+グラフ理論)を活用し、入庫ロケーション指示・ロケーション移動・補充指示を最適化することで、ピッキング動線の短縮と作業効率の向上を実現します。

物流センターでは、出荷頻度の高い商品が遠いロケーションに配置されていたり、補充タイミングが不適切で欠品が発生したりする課題が日常的に発生しています。SOはこれらの課題をデータドリブンに解決し、「どの商品を」「どのロケーションに」「いつ移動するか」を最適に指示します。

RO連携 SOはRO(Routing Optimizer:動線最適化)モジュールと密接に連携します。SOが「最適な在庫配置」を担うのに対し、ROは「最適なピッキング順序・動線」を担います。SOで最適化された配置のもとでROが動線を計算することで、相乗効果によりさらなるコスト削減が実現します。

SOが解決する課題

出荷頻度と配置の不一致

売れ筋商品が倉庫の奥に配置され、ピッキング動線が長距離化。作業者の歩行距離が増加し、生産性が低下しています。

補充遅延による欠品リスク

ピックロケの在庫切れに気づくのが遅れ、ピッキング作業が中断。欠品によるピッキング待ちが出荷遅延の原因になっています。

ロケーション変更の属人化

在庫の再配置はベテランの経験と勘に依存。季節変動やトレンド変化への対応が遅れ、最適化の機会を逃しています。

主要な価値提案

9.8%
PICKING EFFICIENCY UP

ピッキング動線の短縮による作業効率改善(40名体制での実績値)

1,340万円/年
ANNUAL COST REDUCTION

SO+RO導入による年間コスト削減効果(パート人件費換算)

約2年
PAYBACK PERIOD

初期投資の回収期間。導入3年目から純粋な利益貢献

ターゲット顧客像

IDEAL CUSTOMER PROFILESOが最も効果を発揮する顧客は、以下の条件を複数満たす物流センターです。
条件詳細重要度
多品種SKU(1,000以上)SKU数が多いほど最適配置の効果が大きく、手作業での管理が困難になる必須
定期的なロケ変更が必要季節商品・トレンド変動があり、在庫配置の見直しが頻繁に求められる必須
ピック/保管ロケ分離運用ピッキングロケーションと保管ロケーションを分けて管理している必須
倉庫管理システム(WMS)等の利用在庫データ・出荷実績の自動連携が可能
※計算結果をWMSへ連動させ、実際の倉庫作業の指示データとして反映可能
推奨
ピッキング動線削減ニーズ人件費削減・作業効率向上が経営課題として認識されている推奨

SOの全画面一覧

SOは6つのメニューカテゴリ、16画面で構成されます。以降のタブで主要機能を詳しく紹介します。

メニューカテゴリ機能概要主要画面
ロケーション変更在庫再配置の計算・実行・効果検証在庫再配置計算開始指示、在庫再配置計算処理結果確認、再配置効果計算処理結果確認
補充準備保管ロケ→ピックロケの補充を最適指示補充計算開始指示、補充計算処理結果確認
入庫準備最適配置を維持する入庫先指示入庫ロケーション計算開始指示、入庫ロケーション計算処理結果確認
効果モニターSKUランク x ロケランクのクロス集計在庫配置マトリクス(10点満点スコア)
マスタ整備(SKU・ロット系)SKUランク算出・補充点管理・マスタ整備SKUマスタメンテナンス、ロットマスタメンテナンス、補充点計算開始指示、補充点計算処理結果確認、出庫トレンド計算開始指示、出庫トレンド計算処理結果確認
管理センター切替・システム設定センター切替、設定

SO運用の4フェーズ

SOの運用は大きく4つのフェーズで構成されます。事前にマスタ設定とロケーション情報を整備し、出庫トレンドを分析してSKUランクを算出、最適化計算を実行して再配置・補充・入庫を指示、効果検証で継続的な改善サイクルを回します。

Phase 1: 事前設定

  • センター基本情報設定
  • ロケーションパターン定義
  • SKUマスタ登録
  • ロット情報設定
  • 商品混在パターン設定

Phase 2: トレンド分析

  • 出庫トレンド計算実行
  • SKUランク(A〜J)算出
  • 統計パラメータ更新
  • 補充点(下限/上限)計算
  • 予測引当て回数の算出

Phase 3: 最適化計算

  • 再配置計算の実行
  • 補充計算の実行
  • 入庫計算の実行
  • 玉突き処理の自動化
  • WMSへの指示連携

Phase 4: 効果検証

  • 在庫配置マトリクス確認
  • 再配置効果計算
  • 格納数ヒートマップ確認
  • 4シナリオ比較分析
  • 次回最適化の改善

SO運用スイムレーンフロー

Phase 1
事前設定
WMS
出庫実績データ(過去N営業日)
SKU/ロケーション
マスタ連携
SO
マスタ設定(センター/ロケ/SKU)
ロケーション
距離ランク設定
現場
倉庫レイアウト
情報提供
→
Phase 2
トレンド分析
WMS
出庫実績
自動連携
SO
出庫トレンド計算(SKUランクA〜J)
補充点計算(下限/上限)
現場
トレンド結果
レビュー
→
Phase 3
最適化計算
WMS
在庫情報
リアルタイム連携
SO
再配置計算(玉突き対応)
補充計算/入庫計算
現場
再配置作業実施
補充/入庫作業実施
→
Phase 4
効果検証
WMS
作業実績
フィードバック
SO
配置マトリクス(スコア確認)
再配置効果計算(4シナリオ比較)
現場
改善効果レビュー
次回計画策定
DC連携(WMS自動連携) SOの計算結果はDC(Data Connector)モジュールを通じてWMS(GLOW等)に自動連携されます。再配置指示・補充指示・入庫ロケーション指示がWMS上の作業指示として反映されるため、現場作業者はWMSの画面から通常通り作業を行うだけで最適化された配置が実現します。

他モジュールとの連携

連携モジュール連携内容効果
RO(Routing Optimizer)SOで最適化された配置上でROが動線を計算配置最適化+動線最適化の相乗効果で最大の削減効果
IA(Inventory Analyzer)在庫分析データをSOのトレンド分析に活用在庫回転率やデッドストック情報で精度向上
ME(Map Engine)倉庫の地図データ・ロケーション距離情報を提供正確な距離計算によるロケランク算出
DC(Data Connector)WMSとの実績データ連携・指示データ連携手動連携不要、リアルタイムデータ活用

再配置計算

再配置計算は、SOの中核機能です。出庫トレンド分析で算出されたSKUランクとロケーション距離ランクを突き合わせ、出荷頻度の高い商品をピッキングエリアの手前(END地点に近い場所)に、頻度の低い商品を奥に配置する最適な再配置計画を算出します。

再配置計算 — 概要

再配置計算では、以下の制約条件を考慮しながら最適な移動先を決定します。

  • ロケーション制約: 棚の高さ・幅・奥行き、パレットサイズ等の物理的制約
  • 在庫体積・重量: ロケーションの許容体積・重量を超えない配置
  • 格納パレット数: パレット単位での格納可否判定
  • 商品混在パターン: 同一ロケーションに複数商品を格納する際の4種類のパターン
在庫再配置計算開始指示画面

出庫トレンド計算 — 処理結果確認

出庫トレンド計算の処理結果を一覧で確認できます。計算条件や処理ステータス、算出されたSKUランク分布を確認し、再配置計算への入力データとして利用します。

在庫再配置計算処理結果確認画面
ロケーション距離ランクとの対応: SKUランク(A〜J)は、ロケーション距離ランク(A〜J)と対応します。ロケーション距離ランクはEND地点(ピッキング完了後の合流地点)からの距離で10段階に分類されます。SKUランクAの商品をロケーション距離ランクAの場所に配置することで、最も効率的な配置が実現します。

在庫配置マトリクス

在庫配置マトリクスは、SKUランク(縦軸)とロケーション距離ランク(横軸)のクロス集計で、現在の在庫配置の最適度を10点満点でスコア表示する機能です。

在庫配置マトリクス — 配置最適度のスコアリング

マトリクスの対角線上(SKUランクA = ロケランクA、SKUランクB = ロケランクB...)に在庫が集中しているほど、配置が最適化されていることを意味します。

  • 10点満点: 全てのSKUが対応するランクのロケーションに配置されている理想状態
  • 改善前の典型値: 3.4点前後(34.4%の最適度)
  • SO導入後: スコアが大幅に改善し、ピッキング動線の短縮に直結
補充計算開始指示画面

再配置効果計算

再配置効果計算は、SOとROの導入有無を組み合わせた4シナリオでコスト削減効果をシミュレーションする機能です。導入前の検討段階で投資対効果を定量的に示すことができます。

再配置効果計算 — 4シナリオ比較

以下の4シナリオでピッキングコストを比較し、各モジュールの貢献度を明確にします。

シナリオSORO想定効果
現状(ベースライン)なしなし現在のコスト水準
RO単独導入なしあり動線最適化のみの効果
SO単独導入ありなし配置最適化のみの効果
SO + RO同時導入ありあり最大の削減効果(相乗効果)
入庫ロケーション計算開始指示画面
営業活用のポイント 再配置効果計算は、顧客の実データを用いて導入前にROI試算ができるため、営業提案において非常に強力なツールです。「在庫配置診断サービス」として無償で実施し、具体的な削減額を提示することで商談を前進させることができます。

補充点計算

補充点計算 — 下限/上限在庫数の算出

補充点計算は、各商品のピッキングロケーションにおける適正在庫水準を自動算出する機能です。

  • 下限在庫数(補充点): この数量を下回ったら補充を開始する閾値。欠品リスクと補充頻度のバランスで決定
  • 上限在庫数: 補充時の目標在庫数。ロケーションの物理的容量と需要予測から算出
  • 安全在庫: 需要変動に対するバッファ。出庫トレンドの標準偏差から統計的に算出
出庫トレンド計算開始指示画面

ROI試算

SOの投資対効果を、実績データに基づいて試算します。以下は40名体制の物流センターにおけるSO+RO導入のモデルケースです。

項目数値備考
作業者数40名(パート中心)ピッキング作業者
年間人件費約1億3,700万円パート36名(時給1,100円 x 8h x 250日)+ 社員4名(管理職含む)
SO+RO導入による効率改善9.8%ピッキング動線短縮+配置最適化の相乗効果
年間削減額約1,340万円パート約6名分の人件費に相当
初期投資約2,700万円ライセンス+導入コンサルティング
投資回収期間約2年3年目以降は純粋な利益貢献
スケールメリット 作業者数が増えるほどSOの効果は拡大します。同条件(パート:社員比率、効率改善率9.8%)で試算した場合、100名体制では年間約3,350万円、200名体制では年間約6,700万円の削減効果が見込まれます。投資回収期間も短縮され、大規模センターほど早期にROIがプラスに転じます。

導入事例

事例1: 事例A社 — 関東物流センター

工具・金物の卸売業大手である事例A社様の物流センターにSOを導入いたしました。

項目詳細
業種工具・金物卸売業
導入拠点関東物流センター
導入モジュールSO(Slotting Optimizer)
年間削減効果約1,600万円(SO単体の効果に加え、PA+WA+WF複合効果を含む全社的改善額)
主な改善内容出荷頻度に基づく在庫配置最適化、補充タイミングの適正化
投資回収期間約2年
お客様の声: 「以前は現場のベテランが経験で配置を決めていましたが、SOの導入により科学的な根拠に基づいた配置が実現しました。配置マトリクスのスコアで改善効果を定量的に確認できる点も、経営報告に役立っています。」

事例2: 大手3PL — 全国42拠点展開

全国42拠点を展開する大手3PL事業者様に、GWESの複数モジュールを導入いただきました。

項目詳細
業種3PL(サードパーティ・ロジスティクス)
導入拠点全国42拠点
導入モジュールPA + WA + SO + RO
作業コスト削減10〜20%(拠点により異なる)
主な改善内容在庫配置最適化+動線最適化+進捗管理+作業量分析の統合運用
導入のポイント: 42拠点への展開では、まずパイロット3拠点で効果検証を行い、ROIを確認した上で全拠点へ段階的に展開しました。SOの在庫配置マトリクスにより拠点間の配置最適度を横比較でき、低スコアの拠点から優先的に改善を進めることができました。

在庫配置診断サービス

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SOの導入をご検討いただく前に、お客様の倉庫の在庫配置状況を無償で診断するサービスを提供しています。以下のデータをご提供いただくだけで、現状の配置最適度スコアと改善シミュレーション結果をレポートとしてお渡しします。

ご提供いただくデータ

  • 過去6〜12ヶ月分の出庫実績データ
  • ロケーションマスタ(棚番・寸法情報)
  • SKUマスタ(商品コード・サイズ・重量)
  • 倉庫レイアウト図(可能であれば)

診断レポートの内容

  • 在庫配置マトリクス(現状スコア)
  • SKUランク分布分析
  • 再配置効果シミュレーション(4シナリオ)
  • 年間削減金額の試算

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GWES RO System Guide|バッチング・ルーティング最適化

Routing Optimizer — ピッキング動線最適化モジュール

GWES RO とは

GWES Routing Optimizer(RO)は、GWES(GROUND Warehouse Execution System)のモジュールの一つであり、 巡回セールスマン問題(TSP)の応用により、マルチオーダーピック時の効率的なオーダー集約と ピッキング時の歩行ルートを計画するモジュールです。

複数オーダーを複数の担当者に最適割り当て(バッチング)し、各担当者の歩行動線を最短化(ルーティング)することで、 物流センターのピッキング作業効率を大幅に改善します。

ROが解決する3つの課題

非効率なオーダー割り当て

担当者への手動割り当てでは、ピックエリアの偏りが発生し、特定担当者に負荷が集中。全体の完了時間が長期化します。

歩行距離の無駄

WMSのピック指示順では棚番号順になりがちで、実際のレイアウトに対して遠回りが発生。作業時間の50%以上が歩行時間というケースも。

改善効果の不可視

動線改善に取り組んでも、具体的な歩行距離・時間の削減量を定量的に把握できず、投資対効果の判断が困難です。

主要KPI

99.06%
理論最短ルート正解率
3秒以内
バッチ当たり処理時間
10-20%減
作業コスト低減実績

ターゲット顧客像

トータルピッキング採用センター

マルチオーダーピック(トータルピッキング)を採用し、複数オーダーを同時にピッキングしている物流センター。ROの効果が最大限発揮されます。

EC物流・3PL事業者

多数のオーダーを効率的に処理したいEC物流・3PL(サードパーティ・ロジスティクス)事業者。SKU数1,000以上、1日のオーダー数100件以上が目安です。

Map Editor導入済み拠点

ROの動線計算にはMap Editor(ME)で作成した地図データが必要です。ME導入済みの拠点は追加導入がスムーズに進みます。

複数拠点展開の大手物流企業

大手3PLでは42拠点で10-20%の作業コスト低減を実現。拠点数が多いほど全体の削減額が大きくなります。

機能一覧

機能概要特徴
バッチング 複数ピッキング担当者への複数オーダーの最適割り当て 組合せ最適化により負荷均等化
ルーティング 担当者ごとの最適ピックルートを作成 TSP近似アルゴリズム、正解率99.06%
RO効果モニター WMSピック指示と比較した動線改善効果を可視化 RO適用前/適用後の日別処理時間比較(トレンドライン付き)
ヒートマップ 歩行動線とピック頻度をマップ上に表示 ボトルネック箇所の視覚的把握
ラウンド分割 一度にピッキングできる体積でラウンドを分割 カート容量を考慮した現実的な計画
重量物優先ピック 積み付けしやすいよう重量物を先にピッキング 商品破損リスクの低減

RO最適化の4フェーズ

ROによるピッキング動線最適化は、地図データの準備からバッチング、ルーティング、効果検証まで4つのフェーズで構成されます。

Phase 1
地図データ準備

  • Map Editor(ME)で倉庫レイアウトを作成
  • 棚配置・通路幅・動線ルールを定義
  • ロケーション座標のマッピング
  • 歩行可能エリアの設定

Phase 2
バッチング

  • WMSからオーダーデータを受信
  • 複数オーダーを担当者へ最適割り当て
  • ピックエリアの近接性を考慮
  • 体積・重量によるラウンド分割

Phase 3
ルーティング

  • TSP近似アルゴリズムで最短経路を計算
  • 担当者ごとにピック順序を最適化
  • 重量物優先ピックを適用
  • バッチ当たり3秒以内で処理

Phase 4
効果検証

  • RO効果モニターで改善量を把握
  • ROあり/なし/実績の3パターン比較
  • ヒートマップで歩行頻度を可視化
  • 継続的なPDCAサイクル

最適化フロー図

Phase 1
地図データ準備
ME
倉庫レイアウト作成
棚・通路・座標
マッピング
WMS
ロケーション
マスタ連携
→
Phase 2
バッチング
RO
オーダー受信
担当者へ
最適割り当て
ラウンド分割
WMS
オーダー
データ送信
→
Phase 3
ルーティング
RO
TSPアルゴリズム
で最短経路計算
重量物優先
ピック順序決定
ピック指示
生成
現場
最適ルートで
ピッキング実行
→
Phase 4
効果検証
RO
効果モニター
で改善量表示
ヒートマップ
で動線可視化
改善
棚配置・
オペレーション改善
Point ROはWMSと連携して動作します。WMSからオーダーデータを受信し、最適化されたピック指示をWMSに返却することで、既存の業務フローを大きく変更せずに導入できます。

他モジュールとの連携

連携モジュール連携内容効果
SO(Slotting Optimizer) 在庫配置の最適化結果を反映したルーティング SO/ROセットで年間約1,340万円削減(40名体制・9.8%効率化)
ME(Map Editor) 倉庫レイアウト・棚配置の地図データを提供 正確な動線計算の基盤データ
WMS オーダーデータの送受信・ピック指示連携 既存システムとのシームレスな統合

バッチング(オーダー集約最適化)

バッチング画面

複数のオーダーを複数のピッキング担当者に最適に割り当てる機能です。 組合せ最適化により、各担当者のピックエリアが近接するようにオーダーを集約し、 歩行距離の均等化と最小化を同時に実現します。
主な設定項目:
  • 担当者数の設定
  • カート容量(体積・重量上限)の設定
  • ラウンド分割の閾値設定
  • 優先度ルール(重量物優先など)の適用
技術ポイント バッチングでは、一度にピッキングできる体積でラウンドを分割します。カートに載り切らない量のオーダーは自動的に複数ラウンドに分割され、各ラウンド内でさらに最適ルートが計算されます。

ルーティング(最適ピックルート計算)

ルーティング結果画面

担当者ごとに、割り当てられたオーダーに対する最適なピッキングルートを計算します。 巡回セールスマン問題(TSP)の近似アルゴリズムにより、理論最短ルートの正解率99.06%を達成。 バッチ当たり3秒以内で処理が完了し、現場の待ち時間を発生させません。

処理性能

  • 処理時間: バッチ当たり3秒以内
  • 正解率: 理論最短ルートの99.06%
  • 従来方式: 総当たりでは数分~数10分かかる計算を高速化

重量物優先ピック

  • 重量のある商品を先にピッキング
  • カート内で重い物が下になる積み付け
  • 商品破損リスクの低減
  • 作業品質の向上に寄与

ルーティング最適化の比較

WMS指示 vs RO最適化ルート

WMSの標準ピック指示(棚番号順など)とROによる最適化ルートを比較すると、歩行距離の大幅な短縮が確認できます。 特にピック対象が倉庫内に分散している場合に効果が顕著です。
TSPアルゴリズムについて 巡回セールスマン問題(Travelling Salesman Problem)は、複数の地点を最短距離で巡回する経路を求める組合せ最適化問題です。ROでは近似アルゴリズムを採用することで、厳密解に極めて近い結果(正解率99.06%)を実用的な計算時間(3秒以内)で提供します。

RO効果モニター

RO効果モニター画面

WMSのピック指示と比較した動線の改善効果を可視化する機能です。 RO適用前と適用後の処理時間を日別棒グラフで比較し、トレンドラインで推移を可視化します。削減率・適用前後の平均値も表示され、導入効果を定量的に把握できます。
表示項目:
  • ROあり: RO最適化ルートでの推定歩行距離
  • ROなし: WMS標準ピック指示での推定歩行距離
  • 実績: 実際の作業員の歩行距離(実測値)
  • 累積比較: 期間ごとの改善量をグラフで表示
活用ポイント RO効果モニターにより「ROを使わなかった場合と比べてどれだけ改善されたか」を常に数値で把握できます。これにより、導入効果の社内報告やROI算出が容易になります。

ヒートマップ

ルートヒートマップ(通過頻度)

倉庫マップ上に歩行動線とピック頻度を色の濃淡で表示します。 頻繁に通過するエリア(ホットスポット)を直感的に把握でき、 棚配置の見直しやレイアウト改善の意思決定に活用できます。

ピッキングヒートマップ(ピック回数)

各ロケーションのピック頻度を視覚化し、高頻度ピックエリアを特定します。 SO(Slotting Optimizer)との組み合わせにより、 高頻度アイテムを動線効率の良い位置に再配置する改善サイクルが実現します。

ヒートマップの活用シーン

  • 通路の混雑箇所の特定と動線改善
  • 高頻度ピックエリアの最適配置検討
  • 季節変動によるピックパターンの変化把握
  • 新規レイアウト設計時のシミュレーション

SOとの連携効果

  • ヒートマップで高頻度アイテムを特定
  • SOで最適な棚位置に再配置を提案
  • 再配置後にROで再ルーティング
  • 効果モニターで改善効果を定量把握
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GWES Delivery Optimizer (DO)

配送計画最適化モジュール — GROUND Warehouse Execution System

GWES Delivery Optimizer (DO) とは

GWES Delivery Optimizer(DO)は、GROUND株式会社が提供する物流SaaS GWES(GROUND Warehouse Execution System)の配送計画最適化モジュールです。配送コストの削減を目的とし、配送制約条件(配送時間、積載量等)を満たしつつ、コストが低くなるよう輸送方法や車種の選択を行い、配送スケジュールを作成します。

属人化された配車計画業務の標準化と効率化を支援し、物流現場における「誰がやっても最適な配送計画を立てられる」状態を実現します。

DOが解決する3つの課題

配車計画の属人化

ベテラン担当者の経験と勘に依存した配車計画。担当者不在時に最適な配送計画が立てられず、コスト増や遅延が発生します。

輸送コストの最適化が困難

宅配便・路線便・チャーター便の使い分け判断が複雑で、複数運送会社のタリフ比較を人手で行うことに限界があります。

積載効率・ルート最適化の非効率

車両の積載率や配送ルートの最適化が経験則に依存し、空きスペースの無駄やルートの非効率が見過ごされています。

主要な価値提案

22%
トラック台数削減
最適化
配送コスト自動最適化
80%減
配車計画工数

ターゲット顧客像

顧客タイプ特徴DOの適用ポイント
メーカー・卸(複合配送型) 自社便・庸車・宅配便・路線便を組み合わせて配送 輸送モード自動選択による総配送コスト最小化
配車属人化企業 配車計画がベテラン担当者に依存 標準化された最適配車計画の自動作成
タリフ比較ニーズ企業 複数運送会社と契約し、コスト最適化を図りたい タリフ自動比較・最安キャリア選定
大規模配送企業 年間配送費1億円以上の規模 数%の最適化でも数千万円のコスト削減効果
POINT DOは単独での導入も可能ですが、GWES BP(Box Packing Optimizer:梱包最適化)と連携することで、梱包サイズの最適化から配送計画まで一気通貫の最適化が実現します。

DO業務フロー概要

DOの業務フローは、マスタ設定、オーダー取込、最適化計算、配送指示出力の4フェーズで構成されています。各フェーズにおいて、業務担当者・DOシステム・外部システム(WMS/TMS)がそれぞれの役割を果たします。

4フェーズ概要

Phase 1 マスタ設定

  • 運賃タリフ登録
  • 運送会社情報設定
  • 車種マスタ設定
  • 配送エリア設定
  • 配送オプション設定

Phase 2 オーダー取込

  • オーダー情報取得
  • 住所データ解析
  • 距離計算
  • 同一集荷先バッチング
  • 配送日グルーピング

Phase 3 最適化計算

  • 輸送方法選択
  • タリフ比較・最安選定
  • 積付計算(3D-bin-packing)
  • 配送順計算
  • ルート最適化

Phase 4 配送指示出力

  • キャリア名・料金出力
  • トラック一覧作成
  • 配送スケジュール生成
  • 総走行距離算出
  • TMS連携・指示送信

スイムレーンフロー図

Phase 1
マスタ設定
業務担当
タリフ情報
収集・整理
車種・エリア
条件入力
GWES DO
マスタ
データ登録
制約条件
設定保存
外部連携
—
→
Phase 2
オーダー取込
業務担当
オーダー
データ確認
GWES DO
住所解析
郵政DB参照
距離計算
バッチング
外部連携
WMS/基幹から
オーダー連携
→
Phase 3
最適化計算
業務担当
—
GWES DO
輸送方法
自動選択
積付計算
3D-bin-packing
配送順・
ルート最適化
外部連携
BP連携
梱包サイズ取得
→
Phase 4
配送指示出力
業務担当
配送計画
確認・微調整
GWES DO
配送指示
生成
スケジュール
・走行距離出力
外部連携
TMS連携
配送指示送信
POINT Phase 3の最適化計算はDOエンジンが自動で実行します。業務担当者はPhase 4で生成された配送計画を確認し、必要に応じて微調整を行うだけで済みます。

入出力データ構成

入力データ

  • オーダー情報: 配送先住所、荷物サイズ・重量、配送指定時間、配送オプション
  • 運賃タリフ: 運送会社別の料金表(宅配便・路線便・チャーター便)
  • 車種マスタ: 車両の積載量・容積上限
  • 制約条件: 時間指定、エリア制限、冷凍・冷蔵・ウィング・パワーゲート等

出力データ

  • 配送指示: キャリア名+料金
  • トラック一覧: 使用車種・台数・積載内容
  • 配送スケジュール: 配送順序・時間帯
  • 総走行距離: ルート別・合計の走行距離
  • API出力: YAML形式での連携データ

輸送方法最適化

DOは、宅配便・路線便・チャーター便の3つの輸送モードから、各オーダーに対して最もコストが安い輸送方法を自動選択します。複数運送会社のタリフを横断的に比較し、制約条件を満たしつつコスト最小となる組み合わせを導出します。

3つの輸送モード

宅配便

個口単位の配送に適した輸送手段です。小口・少量の荷物を各運送会社(ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便等)の宅配ネットワークで配送します。

  • サイズ・重量による料金体系
  • エリア別タリフ比較
  • 配送オプション対応

路線便

パレット・かご車単位での混載輸送です。中〜大口の荷物を路線便ネットワークで効率的に配送します。

  • 重量・容積による料金計算
  • 拠点間ネットワーク活用
  • 混載による単価低減

チャーター便

車両貸切による配送です。大量・定期的な配送や、特定ルートでの専用運行に適しています。

  • 車種別の積載・走行コスト
  • ルート最適化と連動
  • 積付計算(BP連携)

タリフ比較ロジック

DOは登録された複数運送会社のタリフ(運賃表)を自動比較し、以下の条件を加味して最安の輸送方法・キャリアを選定します。

比較項目内容考慮される制約
基本運賃 サイズ・重量・距離に基づく基本料金 運送会社別タリフテーブル
割増料金 冷凍・冷蔵、時間指定、パワーゲート等の追加料金 配送オプション要件
エリア適合性 配送先エリアに対応可能な運送会社のフィルタリング 配送エリア制限
リードタイム 出荷日から配送指定日までの所要日数 配送リードタイム要件
複合コスト 宅配便・路線便・チャーター便の組み合わせ最適化 総配送コスト最小化

オーダー組み合わせ計算

住所解析 + バッチング

DOは郵政公開住所データベースに基づく住所解析を行い、配送先の正規化と距離計算を実施します。同一集荷先・同一配送日のオーダーを自動でまとめ(バッチング)、輸送効率を最大化します。

  • 住所解析: 郵便番号・住所テキストから緯度経度を特定し、配送先間の距離を算出
  • 近接グルーピング: 配送先が近接するオーダーを自動グループ化
  • 配送日統合: 同一配送日のオーダーをまとめて最適化対象とする
  • 集荷先統合: 同一集荷先からのオーダーを統合し、出荷効率を向上
技術的特徴 DOの住所解析は郵政公開住所データベースを利用しているため、住所表記の揺れ(全角/半角、ビル名有無等)にも対応し、正確な距離計算を実現します。

チャーター便最適化

チャーター便(車両貸切便)の最適化は、DOの中核機能の一つです。配送順計算、積付計算、ルート最適化を組み合わせ、最小台数・最短距離での配送計画を自動生成します。

配送順計算

時間制約付きルート最適化

チャーター便の配送順は、各配送先の時間指定を満たしつつ、最短移動距離となるルートを選択します。

  • 時間ウィンドウ制約: 配送先ごとの指定時間帯を厳守したルート設計
  • 巡回セールスマン問題(TSP)の応用アルゴリズムにより最短経路を探索
  • 複数車両への分割: 1台で回りきれない場合は自動的に車両を追加
  • 帰着時間制約: ドライバーの稼働時間を考慮した計画

積付計算(BP連携)

DOはGWES BP(Box Packing Optimizer)と連携し、3D-bin-packingによる積付計算を実施します。直方体の組み合わせにより、現実に近い積付シミュレーションを行います。

3D-bin-packing の仕組み

  • 荷物を直方体として扱い、車両荷室への最密充填を計算
  • 重量制約・容積制約の同時最適化
  • 荷物の向き(回転)を考慮した配置
  • 段積み制限・荷崩れリスクの考慮

最適車種組み合わせ探索

  • オーダーの荷物総量に対して最適な車種組み合わせを探索
  • 2t車・4t車・10t車等の車種ミックス最適化
  • 積載率の最大化とコスト最小化の両立
  • 車種別の特殊仕様(ウィング、パワーゲート等)を考慮

ルート最適化の全体像

最適化の計算プロセス

チャーター便のルート最適化は、以下のステップで進行します。
ステップ処理内容出力
Step 1 オーダー群に対して積付計算を実施し、必要な車両台数・車種を算出 車両リスト(車種・台数)
Step 2 各車両に割り当てるオーダーを最適化(近接配送先の同一車両割当) 車両別オーダー割当表
Step 3 各車両の配送順を時間ウィンドウ制約の下で最適化 車両別配送スケジュール
Step 4 全車両の走行距離・到着時間を算出し、配送計画として出力 配送計画書(距離・時刻・コスト)

配送計画調整

微調整機能 DOが自動生成した配送計画に対して、業務担当者が手動で微調整を行うことが可能です。特定の配送先の順序変更、車両の差し替え、オーダーの車両間移動などに対応しています。また、他社TMSへの標準連携(API)も対応しており、既存のシステム環境にスムーズに統合できます。

制約条件一覧

制約カテゴリ制約項目説明
時間制約 配送時間指定 配送先ごとの希望時間帯(午前指定、午後指定等)
時間制約 配送リードタイム 出荷日から配送完了までの所要日数
エリア制約 配送エリア 運送会社・車種ごとの対応可能エリア
車両制約 積載量・容積上限 車種別の最大積載重量・荷室容積
設備制約 配送オプション 冷凍・冷蔵、ウィング車、パワーゲート等の特殊設備要件

コスト削減試算

DOの導入効果は、配送規模に応じて大きく異なりますが、以下のモデルケースで試算します。

モデルケース: 年間配送費3億円の製造業

22%
トラック台数削減率
約5,500万円
年間削減見込額
6ヶ月
ROI回収期間目安
試算項目現状DO導入後削減効果
チャーター便コスト 1.5億円/年 1.17億円/年 3,300万円削減(22%)
宅配便・路線便コスト 1.5億円/年 1.35億円/年 1,500万円削減(10%)
配車計画人件費 900万円/年(1.5名分) 180万円/年(0.3名分) 720万円削減(80%)
合計 3.09億円/年 2.54億円/年 約5,500万円/年削減
試算の前提 上記試算はモデルケースです。実際の削減効果は、配送先分布、荷物特性、現状の最適化度合い等により変動します。GROUND社では個別のROI試算シートを用いた効果検証を実施しています。

導入事例

事例 1: 事例A社

チャーター便の配送ルート最適化をDOで実施。実配送データとDO計算結果を比較検証しました。
27 → 21
ルート数(実績 vs DO計算)
約22%
トラック台数削減
6ルート
削減ルート数
比較項目実配送(現状)DO計算結果改善率
使用ルート数 27ルート 21ルート 22%削減
積載効率 経験則による配分 3D-bin-packing最適化 積載率向上
計画作成時間 2〜3時間/日 30分/日(微調整のみ) 80%削減

事例 2: 事例B社

ROI試算シートを用いた効果検証を実施し、DO導入の投資対効果を定量的に確認しました。
  • ROI試算シートによる詳細なコスト効果分析を実施
  • 配送コストの内訳分析と最適化ポテンシャルの算出
  • 段階的な導入計画と期待効果のロードマップを策定

事例 3: 事例C社

DO導入効果検証を実施し、店舗配送ネットワークにおける最適化効果を確認しました。
  • 全国店舗配送ネットワークにおけるDO適用の効果検証
  • 配送コスト削減と計画業務の標準化効果を確認
  • 多拠点・多配送先環境でのDO有効性を実証

他モジュール連携

BP(Box Packing Optimizer)連携

BPで算出された最適な梱包サイズ情報をDOが受け取り、積付計算に活用します。梱包から配送まで一気通貫の最適化チェーンを構成します。

  • 梱包サイズの最適化 → 配送コスト削減
  • 正確な荷物サイズに基づく積付計算
  • 段ボール削減 → 車両積載効率向上

WMS / TMS連携

WMS(倉庫管理システム)からオーダー情報を取得し、TMS(輸配送管理システム)に配送指示を連携します。

  • WMSからのオーダー自動取込
  • TMSへの配送指示自動送信
  • API(YAML形式)による標準連携

GWES DOの導入をご検討ですか?

配送コストの最適化と配車計画の標準化について、貴社の配送データを基にした個別ROI試算をご提供いたします。

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GWES LO System Guide|積載・積付最適化

Loading Optimizer — 積載・出荷最適化モジュール

GWES LO とは

GWES Loading Optimizer(LO)は、トラックやコンテナへの積載計画を自動化し、 積載率の最大化と出荷作業の効率化を実現するモジュールです。

3D 積付アルゴリズムにより、商品サイズ・重量・荷姿を考慮した最適な積み付けパターンを自動生成。 積載率の向上、積込時間の短縮、荷崩れリスクの低減に寄与します。

積載計画

出荷予定・車両条件・荷姿情報をもとに、積載順序と積載量を計画します。営業担当が実際の業務条件を伺いながら、適用イメージをご説明します。

詰付けシミュレーション

商品サイズ・重量・積載制約を考慮し、荷崩れリスクを抑えた詰付け案を検討します。詳細画面はお客様の運用条件に合わせて個別にご案内します。

出荷実績モニター

積載率・出荷実績・車両別の運用状況を確認し、積載計画の改善につなげます。具体的な画面内容は営業担当よりご説明します。

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GWES RA System Guide|リソース配分最適化

Resource Allocation — 倉庫向け人員配置・シフト計画システム

RA (Resource Allocation) とは

RAは、GWESプラットフォーム上で動作する倉庫向け人員配置・シフト計画システムです。WMS(倉庫管理システム)から取得した作業量データと、作業者のスキル・生産性データを組み合わせ、最適な人員シフトを自動生成します。従来ホワイトボードやExcelで行っていた人員配置を、データドリブンで最適化することが目的です。

RAが解決する課題

ホワイトボード運用の限界

現場リーダーの経験と勘に依存したシフト作成。属人化により、担当者不在時に適切な配置ができない。

非効率な人員配置

作業量の変動に対してリアルタイムに対応できず、過剰配置・人手不足が常態化。残業コストの増大。

実績の見える化不足

作業実績が数値で把握できないため、改善のPDCAが回らない。スループット向上の施策が打てない。

主要な価値提案

人時削減
LABOR HOUR REDUCTION

最適シフトにより無駄な待機・過剰配置を解消

締め時間遵守
ON-TIME COMPLETION RATE

出荷便別の締め時間を考慮したシフト自動生成

配置最適化
RESOURCE OPTIMIZATION

スキル・生産性に基づいた適材適所の配置

ターゲット顧客像

IDEAL CUSTOMER PROFILERAが最も効果を発揮する顧客は、以下の条件を複数満たす倉庫オペレーションです。
条件詳細重要度
作業者100名以上手動配置では最適化が困難な規模必須
複数工程入荷・格納・ピッキング・検品・梱包など工程間の依存関係がある必須
マテハン導入済みGTP、AMR等の自動化設備がありスループット管理が必要推奨
倉庫管理システム(WMS)等の利用各種作業実績データの自動連携が可能
※手書き運用等でデータ化していない工程については、タブレット機能での入力も可能
推奨
締め時間制約あり出荷便別に厳密な締め時間があり遵守率が重要推奨

RA運用の4フェーズ

RAの運用は大きく4つのフェーズで構成されます。事前計画でマスターデータを整備し、始業時に当日シフトを確認・調整、日中はリアルタイムで進捗を監視し必要に応じて再配置、終業後は実績を分析して翌日以降の改善に繋げます。

Phase 1: 事前計画

  • シフト作業マスター
  • シフト移動マスター
  • スループットマスター
  • スキルマスター
  • 作業者マスター
  • 作業者スキルマスター
  • 発動マスター
  • 勤怠マスター

Phase 2: 始業時

  • 当日シフトメンテナンス
  • 当日シフト一括メンテナンス
  • シフト計算結果確認
  • シフト案表示

Phase 3: 日中

  • 過不足一覧
  • シフト別進捗ダッシュボード
  • 移動指示確認
  • シフトギャップ確認

Phase 4: 終業後

  • 時間別作業実績サマリ
  • 日別作業実績サマリ
  • シフト予実表出力

業務フロー図

以下はRA業務フローの全体像です。事前計画から終業後の実績分析まで、各フェーズで使用する画面と機能を示しています。

事前計画
司令塔
/管理者
勤怠マスタ
新規作成・メンテ
各種パラメータ
設定
スキル・アサイン
登録
»
始業時
司令塔
勤怠予定登録
RA当日シフト
確認
人員配置確認
RAに
従う?
Yes
移動指示確認
移動指示伝達
No
勤怠の変更
作業者
勤怠予定連絡
作業開始
入荷/格納/ピック/出荷
システム
WMS
作業実績データ
RA
作業量予測
RA当日シフト
(改善)
»
日中 (繰り返し)
司令塔
進捗確認
RA当日シフト
(改善)確認
移動指示確認
移動指示伝達
RAに
従う?
作業者
移動指示に従い
作業
作業実施
入荷/格納/ピック/出荷
システム
WMS
作業実績データ
RA
作業量予測
RA当日シフト
(改善)
»
終業後
全体
実績の振り返り
作業完了

各フェーズで使用する画面一覧

フェーズ画面名主な用途
事前計画シフト作業マスタメンテナンス庫内作業の定義・RA対象設定
シフト移動マスタメンテナンス作業間の移動時間登録
スループットマスタメンテナンス作業別の生産性(件/時)設定
スキルマスタメンテナンススキルレベル・倍率・自動レベルアップ条件
作業者マスタメンテナンス作業者の基本情報管理
作業者スキルマスタメンテナンス個人別スキルレベル管理
発動マスタメンテナンスRA計算の実行タイミング設定
勤務マスタメンテナンス曜日別基本シフト登録
始業時〜日中の流れ当日シフトメンテナンス当日の個人シフト参照・修正
当日シフト一括メンテナンス欠勤処理・一括変更
シフト計算結果確認RA計算結果のシフト案・過不足確認
シフト案表示計算されたシフト案の参照
日中過不足一覧作業別・時間別の人員過不足表示
シフト別進捗ダッシュボードリアルタイム進捗・スループット表示
移動指示確認作業者の移動指示一覧
シフトギャップ確認シフト逸脱者の検出
終業後時間別作業実績サマリ時間帯別の予実比較
日別作業実績サマリ日次の予実・トレンド確認
シフト予実表出力15分単位のExcel/CSVダウンロード

事前計画の画面・機能

RAを運用するための基盤となるマスターデータの設定画面群です。初期導入時に一度設定し、以降は必要に応じてメンテナンスします。

シフト作業マスタメンテナンス

庫内で行われる作業(入荷・格納・ピッキング・出荷検品・梱包等)を登録する画面です。各作業に対して表示色、RA対象/対象外の設定、シフトスループットフラグ等を設定できます。
  • シフト分類: 入荷、格納、ピッキング、出荷検品、梱包、その他
  • リーダー管理エリア: 作業エリアの管理区分
  • 同時作業可能グループ: 並行作業可能な作業のグルーピング
  • シフトスループットフラグ: 複数人作業の場合のスループット計算方法を切替
  • シフト種類: RA対象 or RA対象外(実績取得できず移動指示対象外の作業を設定可能)
  • 有効フラグ: OFFで画面非表示(過去実績のみ保持)
シフト作業マスタメンテナンス

シフト移動マスタメンテナンス

作業間の移動時間を分単位で登録する画面です。デフォルト移動時間は10分で、作業の組み合わせごとに個別設定が可能です。
  • 移動元作業・移動先作業: 移動の起点と終点を指定
  • 移動時間(分): 5分〜10分が一般的
  • 全作業の組み合わせ分の登録が必要(例: 6作業なら30件)
シフト移動マスタメンテナンス

スループットマスタメンテナンス

作業別の生産性(件/時)を設定する画面です。標準スループットと目標スループットを設定でき、参考値も表示されます。
  • 標準スループット(件/時): 計画策定の基準値
  • 目標スループット(件/時): 改善目標値
  • 参考スループット: チーム(シフト)、チーム(実績)、個人(実績)の3種類
  • 例: 入荷20件/時、格納30件/時、ピッキング40件/時
スループットマスタメンテナンス

スキルマスタメンテナンス

作業ごとのスキルレベル(4段階程度のレベル制、段階数は顧客ごとに設定可能)と、それに対応するスループット倍率を定義する画面です。自動スキルレベルアップの条件も設定できます。
  • スキルレベル0: 未経験(倍率0.8)
  • スキルレベル1: 初級(倍率1.0)
  • スキルレベル2: 中級(倍率1.0)
  • スキルレベル3: 上級(倍率1.1)
  • スキルレベル4: エキスパート(倍率1.2)
  • 自動レベルアップ条件: 累積件数・累積時間・スループット倍率のAND条件(スキルレベル1に登録した条件=レベル0→1にアップするための条件)
スキルマスタメンテナンス

作業者マスタメンテナンス

作業者の基本情報を管理する画面です。WMS(GLOW)の実績データと連動して自動登録される機能もあります。
  • 作業者コード・作業者名: WMSから自動連携または手動登録
  • 時間単価: コスト計算に使用
  • 所属: 社員/パートの区分
  • チーム: 担当エリア別のグルーピング
  • 残業可能: 残業可/不可の設定(残業可否フラグ)
  • CSVダウンロード: 一括出力に対応
  • CSVアップロード: 開発中(近日リリース予定)
  • 注意: WMS自動登録時は所属やチームが空の状態。後から手動で設定が必要
作業者マスタメンテナンス

作業者スキルマスタメンテナンス

個人別のスキルレベルを作業ごとに管理する画面です。全体表示/スキル表示の切り替えが可能です。
  • スキル: 円グラフアイコンでレベルを視覚的に表示
  • 自動RAシフト割当: チェックでRA計算で自動配置する対象に設定
  • 自動レベルアップ対象外: チェックで特定の人を自動レベルアップから除外
作業者スキルマスタメンテナンス

発動マスタメンテナンス

RA計算の実行タイミングを設定する画面です。「発動時間」に計算を開始し、「移動開始時間」から実際に人員移動を行います。
  • 発動時間: 計算開始時刻(例: 12:15, 15:15)
  • 移動開始時間: 移動指示の適用開始時刻(例: 13:00, 16:00)
  • 計算区分: 最適シフト置き換え(移動指示)
  • 午後イチ(13時)と3時の2回が現実的な運用
発動マスタメンテナンス

勤怠マスタメンテナンス(基本シフト)

作業者ごとの曜日別基本シフトを登録する画面です。勤務開始・終了時間と、時間帯ごとの作業割当をガントチャート形式で設定できます。基本シフトから夜間処理にて当日以降1週間分の当日シフトが自動作成されます(1週間はシステムで変更可能)。
  • 曜日別設定: 月〜金の勤務時間・作業割当を個別設定
  • 休み設定: 土日休みのチェックボックス
  • 時間帯別作業: 各時間の作業をガントチャートで表示
  • コピー機能: 既存の曜日設定を他の曜日にコピー
  • 登録済勤怠のバージョン管理(適用開始日ベース)
勤務マスタメンテナンス

始業時〜日中の流れ

当日の運用で使用する画面群です。始業前にシフトの確認・調整を行い、日中はリアルタイムの進捗監視と人員再配置を行います。

当日シフトメンテナンス

当日の全作業者のシフトをガントチャート形式で参照・修正する画面です。各作業者の時間帯別の作業割当が色分けで表示されます。
  • ガントチャート表示: 作業ごとに色分けされた時間割を一覧表示
  • 個人シフト修正: 各作業者のシフトを変更
  • 次回定時起動・移動開始時間: RA発動タイミングを上部に表示
  • 保存: 変更内容の保存・キャンセル
当日シフトメンテナンス

当日シフト一括メンテナンス

複数作業者のシフトをまとめて変更する画面です。欠勤処理や全員朝礼の一括操作に使用します。
  • 手順: ①休み or シフト変更を選択 → ②対象者選択(作業者指定 or 全員)
  • 休み一括設定: 対象作業者を選択して欠勤処理
  • シフト変更: シフト分類・作業・時間を指定して一括変更
  • 対象作業員: 作業者指定/全員の切替
当日シフト一括メンテナンス

シフト計算結果確認

RA計算の結果を確認する画面です。計算日時、計算区分、ステータスなどが一覧表示され、シフト案と過不足一覧にドリルダウンできます。
  • 計算区分: 現行シフト過不足計算 / 最適シフト置き換え(移動指示)
  • 総作業必要人時: 全作業の合計必要人時
  • 要員不足作業(人時): 不足している作業の合計人時
  • 締め時間超過作業(人時): 締め時間超過の人時
  • 余剰人時: 余っている人時の合計
シフト計算結果確認

シフト案表示(参照のみ)

RA計算で生成されたシフト案をガントチャート形式で表示する画面です。最適化されたシフト配置の全体像を確認できます。
  • リソース配置計算結果: 最適化されたシフト案のガントチャート
  • 配置人時: 各時間帯の配置人時合計
  • 勤務時間表示/シフトのみ: 表示モード切替
  • 参照のみ(直接編集不可)
シフト案表示

過不足一覧

作業別・時間帯別の人員過不足を表示する画面です。CSV出力にも対応しています。
  • 作業別集計: 各作業の過不足状況
  • 時間帯別表示: 締め時間超過作業数、シフト割当人時、余剰人時
  • 色分け: 不足(赤背景)、余剰(青背景)
  • CSV出力: データのダウンロード
過不足一覧(全体)
過不足一覧(時間帯詳細)

シフト別進捗ダッシュボード

リアルタイムで各作業の進捗を監視するダッシュボードです。進捗率、スループット、配置人数が一覧で確認できます。
  • 進捗率バー: 目標値に対する進捗(青=順調、赤=遅延)
  • 目標 vs 全体: 完了数・進捗率
  • スループット(現在/標準): 直近1時間のスループットを表示し、標準値と比較
  • 人数(実際/指示): 対象作業に従事している作業者の人数とシフト指示人数
画面の別名は「進捗サマリ」。直近1時間のスループットと従事者数をリアルタイムで把握できます。
シフト別進捗ダッシュボード

移動指示確認

RA計算に基づく作業者の移動指示を一覧表示する画面です。
  • 作業者: 移動対象者
  • 移動時間: 移動開始時刻
  • 移動元・移動先作業: 現在の作業と移動先
  • 当日シフト照会: ボタンで移動対象者のみの当日シフト照会画面が開く
移動指示確認

シフトギャップ確認

シフト通りに作業していない人を検出する画面です。実績とシフトの乖離を一覧表示します。
  • 違反作業時間帯: ギャップが発生した時間帯
  • 実績シフト vs 当日シフト: 実際の作業と指示の対比
  • 作業実績数: 違反時間帯内の作業件数
  • 自動スクロール機能あり
  • 注意: 違反時間内作業時間が遅い(直近まで異なる作業をしている)場合は直接移動指示が必要
シフトギャップ確認

始業後・実績の流れ

1日の作業終了後に、計画と実績を比較し、翌日以降の改善に繋げるための分析画面群です。

時間別作業実績サマリ

1日の作業実績を時間帯別に詳細表示する画面です。指示数、実績作業数、計画人時、実績人時、スループット各種が確認できます。
  • 表示切替: 作業数/人時/人数のチェックボックスで選択
  • 時間帯列: 8:00〜22:00の各時間帯ごとのデータ
  • 日合計: 1日の合計値
  • スループット比較: 標準/実績/シフトの3種類
時間別作業実績サマリ

日別作業実績サマリ

複数日にわたる作業実績を日次で表示する画面です。予測値・AI予測値・確定値を切り替えて表示できます。
  • 表示切替: 予実/予測のみ/実績のみ
  • 日別列: 2週間分の日次データ
  • 予実差異: 指示数と実績の差
  • スループット比較: 標準/実績/シフトの日次推移
日別作業実績サマリ

シフト予実表出力

15分単位の詳細なシフト予実データをExcel/CSVでダウンロードする画面です。
  • CSVダウンロード / EXCELダウンロード
  • フィルタ条件: 作業日、所属、チーム、作業者名、シフト分類、シフト作業
  • 出力内容: 作業者・時間(15分単位)のExcelデータ — シフト、実績時間、実績数の3行を出力
シフト予実表出力

Excel出力イメージ:

シフト予実表(Excel)

レポートの情報構造

本レポートの情報構成を図解します。営業活動でどの情報をどのタイミングで活用すべきかの参考にしてください。

RAの全体像を理解する
Executive Summary
↓
業務フローを把握する
4フェーズ: 事前計画→始業時→日中→終業後
↓
事前計画の画面
8種類のマスター設定
→
始業時〜日中の流れ
シフト管理・進捗監視
→
終業後の画面
実績分析・予実比較
↓
営業として押さえるべきポイント
セールスポイント / FAQ / 課題 / ターゲット別提案

情報の活用タイミング

営業フェーズ活用する情報対応タブ
初回提案RAの概要、解決する課題、ターゲット適合性の確認Executive Summary
デモ準備業務フロー全体像、各画面の機能理解RA業務フロー〜終業後
質疑応答FAQ、技術的な制約、計算時間等営業ポイント
提案書作成セールスポイント8項目、ターゲット別提案営業ポイント
社内説明現状の課題(正直ベース)、改善ロードマップ営業ポイント

RAの導入ステップ

01
マスター設定
作業・スキル・スループット・勤怠の初期設定
→
02
パイロット運用
1チーム・1エリアで試行。効果測定
→
03
全体展開
全チーム・全エリアに拡大。運用定着
→
04
最適化・横展開
パラメータチューニング。他拠点への横展開

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