日本のLogiTech®※1をリードするGROUND株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO:宮田 啓友、以下「GROUND」)は、自社開発した物流施設統合管理・最適化システム『GWES(ジーダブルイーエス)』(:『GROUND Warehouse Execution System』)を2021年8月2日(月)より提供開始します。
また、GROUNDからの『GWES』の直接販売に加え、日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:平岡 昭良)とのパートナーシップ契約に基づく間接販売も開始し、両社で導入支援・保守サポートを提供します。
『GWES』は、今後国内で需要が高まることが予想されるWarehouse Execution System(倉庫実行システム)として、ミドルウェアとなる共通データ基盤、そしてAIを適用した各種機能モジュール群で構成されている汎用性・拡張性の高いパッケージシステムです。
物流施設で導入されているさまざまなハードウェア(マテハン・ロボット)やソフトウェア(Warehouse Management System、以下「WMS」・Warehouse Control System、以下「WCS」)とメーカーを問わずにシームレスに連携することにより、デジタル化を推進し、物流施設全体の最適化や可視化を実現します。
同システムは、トラスコ中山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中山 哲也)が2024年に本格稼働させる同社最大の物流施設「プラネット愛知」に導入されることが既に決まっています。
今後、GROUNDは、『GWES』のパートナーシップを広く募り、代理店を通した拡販を加速させるとともに、『GWES』を構成するモジュールの追加開発を推進します。

GROUNDが自社開発した物流施設統合管理・最適化システム『GWES』
■ 『GWES』の概要
<販売形態>
お客様の目的や課題に合わせ、1モジュールのみの導入やモジュールの段階導入が可能です。
<構成>
『GWES』は、以下の4つの役割、7モジュールで構成されます。
役割 | モジュール |
---|---|
物流施設内状況の可視化・分析 | 業務進捗管理モジュール 『Progress Analyzer』 |
作業量分析モジュール 『Workload Analyzer』 | |
在庫分析モジュール 『Inventory Analyzer』 | |
業務自動化・リソース最適化 | ピッキング作業順/作業単位最適化モジュール 『Routing Optimizer』 |
在庫配置最適化モジュール 『Slotting Optimizer』 | |
物流施設内 ハードウェア・ソフトウェアの統合管理 |
業務データ統合モジュール 『Data Connector』 |
物流施設内地図のデジタル化 | 地図作成モジュール 『Map Editor』 |
<特長>
①物流施設の可視化・分析
- ・作業の進捗状況をリアルタイムに可視化することにより、作業遅延の監視や遅延リカバリー対策が可能です。また、予測が困難とされる翌日以降の作業量をシミュレーションすることができます。
- ・外部システム(WMS・WCSなど)と連携した作業実績データをさまざまな角度で集計・分析・可視化し、工程別の作業量や時間帯別の作業実績を確認することが可能です。
- ・地図作成モジュール『Map Editor』で作成する物流施設内の地図情報を利用し、在庫を可視化します。
②業務自動化・リソース最適化
- ・商品の格納場所が近いオーダーを1台の作業台車(フォークリフト/ロボット/カゴ車など)の積載可能量を踏まえて集約し、ピッキング順序をコントロールします。これにより、ピッキング作業時の移動距離を短縮し、スループット向上に寄与します。
- ・人では計算の難しい多数のパラメーターを同時解析し、作業効率、保管効率の高い在庫配置のロケーションを提案します。
③物流施設内ハードウェア・ソフトウェアの統合管理
- ・物流施設内のさまざまなハードウェアやソフトウェアが有する各種情報を統合管理し、デジタル化を促進する接続基盤です。
外部システム(WMS・WCS等)と連携したデータはGWES標準データに変換され、既存システムの大幅な改修をすることなく、システム間のデータ入出力が可能となります。
④物流施設内地図のデジタル化
- ・物流オペレーションの効率化に必要な物流施設内の地図情報(日々のレイアウト変更や動線ルールなども含む)を簡単にデジタル化します。
※1:『LogiTech®』、『Intelligent Logistics®』は、GROUND株式会社の登録商標または商標です。
<参考>
2021年7月29日
GROUNDと日本ユニシス、 物流施設統合管理・最適化システム『GWES』提供のパートナーシップ契約締結へ
– 先端テクノロジーによる物流DXの実現を目指して –
https://groundinc.co.jp/blog/2021/07/29/release-20210729/
2021年6月15日
GROUND、AIを活用した物流施設統合管理・最適化システム『GWES』を新たに自社開発し、2021年8月2日より提供開始
– 次世代型物流施設の基盤構築と物流DXを支援 –
https://groundinc.co.jp/blog/2021/06/15/release-20210615-2/
■ GROUND株式会社について
GROUNDは、“Intelligent Logistics®”の実現を目指して、物流領域における世界の最先端テクノロジー(LogiTech®)に基づく革新的ソリューションの提供を行う企業です。代表の宮田をはじめとするGROUNDメンバーは、ロジスティクス、サプライチェーンだけでなく、データサイエンスやマーケティングにおいても豊富な経験を持ち、国内外の最新のテクノロジーに関して幅広い知識やネットワークを有しています。これらを背景に、日々高度化・複雑化する物流オペレーションに対して、需要と供給のバランスを考慮する最適なハードウェア及びソフトウェアで構成されたソリューションを提供しています。
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社名:
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GROUND株式会社
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事業概要:
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テクノロジーを活用した物流ソリューションの提供
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設立:
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2015年4月
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所在地:
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東京都江東区青海二丁目7-4 the SOHO 3F
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代表者:
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代表取締役 宮田 啓友
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資本金:
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11億円(2020年7月末)
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URL:
■ 本件に関するお問い合わせ
GROUND株式会社
広報窓口: pr@groundinc.co.jp
URL: https://groundinc.co.jp
Facebook: https://www.facebook.com/ground.intelligent.logistics/