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自律型協働ロボット(AMR)

「PEER」シリーズ

概要

  • 自律型協働ロボット「PEER」シリーズは、GROUNDが中国のロボットメーカーと共同で研究開発したAMR(Autonomous Mobile Robot:自律走行搬送ロボット)です。

    物流施設において、人と協働しながらピッキングの作業支援を行うAMRです。ロボット自体が自律的に動くことのできるテクノロジーを搭載しており、シリーズとして「PEER ST」、「PEER SpeeMa+™」、「PEER 100」を展開しています。

導入実績

  • 「PEER ST」は、物流施設において日本国内初となる自律型協働ロボットの実用事例として、ダイアモンドヘッド株式会社様に導入いただきました。アパレル商品のECフルフィルメントセンターにてピッキング作業を支援しています。また、食品スーパー株式会社カスミ様にて、ネットスーパー出荷用の食品のピッキングおよび品出しの自動化に貢献しています。

    日本で初めて自動認識技術RFIDに対応した自律型協働ロボット「PEER SpeeMa+™」は、シップヘルスケアグループの小西医療器株式会社様への導入実績があります。

    100kg 可搬の「PEER 100」は、オーダーあたりの出庫点数の多い荷主様を中心に導入いただいています。

導入効果

  • 生産性向上・省力化・省人化

    ピッキングエリアをいくつかのゾーンに分け、作業者1人が1ゾーンを担当します。その作業者1人に対して複数台の「PEER」シリーズがピッキング作業を支援することで、数人分相当の生産性向上を実現します。作業者の歩行および商品の認識・格納に要する時間を短縮することで、省力化・省人化に寄与します。

  • ピッキング精度の向上

    タブレットによる画像でのピッキング指示により、作業者のピッキング精度の向上、人為的ミスの低減を実現します。さらに「PEER SpeeMa+™」の自動認識技術RFIDのリーダーによる自動識別で、ピッキングミスを限りなくゼロに近づけます。

     

シミュレーターを使ったトライアルが可能

特長

PEERシミュレーターは、自律型協働ロボット「PEER」シリーズの最適な台数と必要な作業者数などを算出する機能です。物流施設に関する情報やその環境における作業時間やピッキング情報と、「PEER」の台数や作業者数を組み合わせて最大の生産性を生み出すケースをシミュレートします。本機能は、「PEER」シリーズ導入を検討中、既に導入済を問わず、投資利益率(ROI: Return On Investment)の試算に活用いただけます。

また、トライアル(PoC: Proof of Concept)を実施し、机上だけではなく実際の現場でシミュレーション実績を重ねた後に本格導入いただくなど、柔軟な検討・導入ステップを支援します。

主な機能や特長

  • 容易な導入

    「PEER」シリーズは汎用性が高く、大規模な導入工事を必要としないため、稼働中の物流施設においてもオペレーションを止めることなく短納期で導入が可能です。
    増設・移設も容易で、既存のレイアウトと作業オペレーションを活かしながらの自動化促進を支援します。

  • 高精度な自律走行

    誘導体を必要とするAGVや専用の棚を必要とするGTPと異なり、「PEER」シリーズは経路情報を設定することなく自律走行が可能です。先端のSLAM技術がカメラやレーザーからの情報を融合させることにより、リアルタイムにロボット自身が位置情報を取得し、経路上の障害物を回避した最適な経路を選定します。

  • 柔軟なデータ連携

    「PEER」シリーズは、WMSとのシステム連携が可能です。専用のコンバーターが、効率よくピックできるようオーダーを並べ替えます。一方、WMSの改修を最小限に抑えて導入期間やコストを削減するため、WMSとの連携はせずに「PEER」シリーズを導入することも可能です。

  • 高い操作性

    「PEER」シリーズに搭載された視認性の高いタブレット画面により、作業者の経験や熟練度に関わらず、高い生産性の実現が可能です。作業者の育成・教育の効率化にも寄与します。

     

オプション機能

SHOT&GO

「PEER」シリーズには「SHOT&GO」というオプション機能があります。ピッキング情報をQRコードにまとめ、ピッキングリストに表示させます。そのQRコードをオプション搭載のリーダーで読み込ませることで、「PEER」シリーズの稼働が可能です。本機能により、WMSの改修を最小限に抑え、短納期で稼働を開始します。

PEER ST

  • PEER ST
  • あらかじめ送信されたオーダー(出庫指示)に基づき、複数のロボットが同時に自律走行し、商品の保管場所に向かいます。作業者はロボットの停止位置付近に近づき、タブレットに表示されている商品を保管場所から取り出し、ロボットに装着されているコンテナに格納することでピッキングを完了させます。

    作業者はピッキングカートの運搬から解放され、ハンズフリーで倉庫内を自由に動き回ることができ、ピッキング作業に専念できます。

PEER ST SpeeMa+™

  • PEER ST SpeeMa+
  • 「PEER ST」がもつユニークな機能を活かしながら、RFID(ICタグ)の自動読み取り機能を実装した製品です。

    アパレルやメディカル関連用品など、商品識別にICタグが導入されている物流施設において、ピッキング時の商品読み取りをロボット付属のバーコードリーダーに代わってボックス型のリーダーで行います。

    商品のピッキングに際して、ロボットに備わるタブレットによる表示、ICタグの読み取り、作業者による目視の三段階を経ることで、ピッキング精度の向上を実現しています。

PEER 100

  • PEER 100
  • 「PEER ST」の運搬能力を拡張した製品です。可搬重量を100kgに高め、積載容量も拡大し、オーダーあたりの出庫点数の多い物流施設での適合性を高めています。

    「PEER ST」の強みである導入のしやすさや柔軟性はそのままに、筐体のサイズを拡大し、主としてB2B領域でのピッキング作業の合理化効果創出に重きを置いています。オーダーあたりの点数が二桁以上となる現場や、金属部材など重量のある商品についても適用が可能となりました。ロボットに装着する架台やバスケットのカスタマイズにも柔軟に対応し、「PEER ST」では適用の難しかった領域においての活用を可能としています。

製品仕様、環境について(電源、Wi-Fiなど)

PEER ST

寸法・重量 外形寸法
本体重量
最大荷重
436 x 460 x 1400mm
42.5kg(バッテリー含)
45kg
走行性能 最高速度
通路幅


最大勾配
最大段差
毎秒1.4m
0.8m(一方通行)
0.9m(一方通行・回転あり)
1.4m(ロボット同士のすれ違い時)
3度
3mm
電源 内蔵バッテリー
連続走行時間
充電時間
電源容量
リチウムイオン電池
8時間(無積載時)
2時間
入力電圧100~200V、最大電力382W(充電器仕様として)
通信   Wi-Fiによる無線LAN通信(802.11a/g/n)

PEER 100

寸法・重量 外形寸法
本体重量
最大荷重
722 x 492 x 1387mm
60kg(バッテリー含)
100kg
走行性能 最高速度
通路幅


最大勾配
最大段差
毎秒1.4m
0.9m(一方通行)
1.1m(一方通行・回転あり)
1.8m(ロボット同士のすれ違い時)
3度
3mm
電源 内蔵バッテリー
連続走行時間
充電時間
電源容量
リチウムイオン電池
8時間(無積載時)
2時間
入力電圧100~200V、最大電力382W(充電器仕様として)
通信   Wi-Fiによる無線LAN通信(802.11a/g/n)