【イベントレポート】GROUND代表 宮田が「経済構造の転換と物流施設のOS化」をテーマに登壇
2025年10月21日(火)に開催されたデジタルフォルン主催「DIGITAL VORN Conference 2025」にて、GROUND代表の宮田が「経済構造の転換と物流施設のOS化」をテーマに講演を行いました。
プラットフォーム経済が世界を席巻するいま、デジタル化の遅れが指摘される日本の物流業界が、どのようにこの大きな波を捉え、変革を遂げるべきか――その具体的なビジョンと、GROUNDの取り組みについて熱く語りました。
世界を制する「OS」の力
宮田はまず、世界の経済構造が大きく変化し、価値の中心が「OS(オペレーティングシステム)」を基盤とするプラットフォーム企業へと移っていると語りました。
OSは、多様なアプリケーションを同一のルールのもとで動作させ、異なる要素をつなぎ合わせながら、クラウドを通じて進化を続けていきます。
しかし、このデジタル変革の流れの中で、物流業界はいまだに属人的で労働集約的な運営から脱しきれていません。むしろ、人手不足や個別最適化による成長の限界といった課題が、ますます深刻化しています。

データの統合と予測制御が生む新しい価値
講演では、海外における先進的な物流プラットフォームの事例もご紹介しましたが、これらの成功の鍵は共通していると、宮田は指摘しました。それは、データの統合と予測制御を核に、物流のあり方を根本から変えている点です。
この大きな構造転換の波は、物流施設そのものにも及んでいる、というのが宮田の見立てです。これは、従来の個別運営ではなく、物流施設全体を動的かつ最適にコントロールする仕組み――すなわち「施設のためのOS」が求められるということです。
GROUNDが提供する「OS化」の鍵、GWES
この変革の最前線に立ち、日本の物流施設に新たな未来をもたらすのが、GROUNDが自社で開発・提供する「GWES(GROUND Warehouse Execution System)」です。
GWESは、従来のWMS(倉庫管理システム)とは異なり、現場全体を横断的に統合・最適化する役割を担うシステムです。
作業予測や施設状況の可視化、リアルタイムでの要員配置、在庫配置や配送計画の最適化などを、高度なデータ分析に基づいて実行します。 これにより、属人的な判断に頼ることなく、施設全体のパフォーマンスを最大化する「OS化」を実現します。
GWESは、すでに物流・製造業などの大手企業様での導入が進んでおり、その効果は着実に実証されています。
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最後に
物流は、経済を支える大動脈です。この変革期において、GROUNDのGWESが提供するOS的アプローチが、日本の物流施設における効率化と持続的な成長の一助となれば幸いです。
GROUNDは、これからも物流業界の持続的な成長と効率化の実現に向け、挑戦を続けてまいります。
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