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【イベントレポート】GWESユーザー懇親会 2025:ユーザー企業との共創で実現する物流DXの最前線

GROUNDは、2025年もGWESユーザー懇親会を開催しました。
今年は過去最多となるユーザー企業に参加いただき、“すでにGWESを導入している現場で何が起きているのか” “次にどこまで最適化・自律化が進むのか” をテーマに、活発な議論と知見共有が行われました。

本イベントは単なる製品説明会ではなく、現場の課題・成功事例・次期開発テーマをユーザー企業とGROUNDが共創するためのコミュニティとして位置付けられています。

GROUNDがGWESユーザー懇親会を開催

■ GWESユーザー懇親会開催概要

本会のプログラムは、講演と懇親会の2部構成で開催いたしました。
GWESユーザー企業によるリアルな活用事例の共有に加え、当社からは最新の開発計画を発表するなど、物流DXの現在地と未来を語り合う有意義な場となりました。講演内容の一部をご紹介します。

ユーザー企業による事例共有

はじめに、GWESを実際にご活用いただいているユーザーA社様より、 「GWES導入の背景」「導入後に見えてきた課題」「今後GROUNDに期待すること」について、その場限りの率直なお話をいただきました。

ユーザー企業ならではのリアルな声や、現場で直面している具体的な課題が共有されたことで、参加者同士の共感が生まれ、その後のディスカッションも非常に活発なものとなりました。

GWES開発状況:データ活用を強化する新レポーティング機能

物流現場の「見える化」をさらに推進するため、新たなレポーティング機能の開発計画を発表しました。本機能では、各拠点の作業状況を作業量・進捗・生産性・滞留状況など、さまざまな角度から可視化・レポーティングすることが可能となります。

また、複数の物流施設における状況を本社側で横断的に把握・統合管理できる仕組みを提供することで、これまで各拠点からの報告集約や資料作成に多くの時間と労力を要していた業務を大幅に効率化します。

これにより、ユーザー様は拠点単位の改善にとどまらず、全社視点での現場パフォーマンスの比較・傾向把握・迅速な意思決定を実現でき、データに基づいた運営判断(データドリブンな判断)を支える分析基盤が一層強化されます。

リンク:作業進捗の可視化・作業量の予測と分析

GWES開発状況:在庫配置最適化モジュール「SO」最新情報

GWESの中核機能の一つである在庫配置最適化モジュール「SO(Slotting Optimizer)」について、「判断の自動化」に向けた最新の取り組みを紹介しました。

SOは、物流施設のキャパシティ、アイテムの特性、膨大なトランザクションデータなど、複数の複雑なパラメータを統合的に分析し、最適なロケーション配置、補充ルール、オーダーバッチングを自動で判断・実行します。

これにより、現場管理者が日々担っている高度で複雑な判断業務を効率化・自動化し、人手による判断のばらつきを抑制します。結果として、属人性に依存しない、より高い次元で安定した在庫運営とオペレーション最適化を実現します。

リンク:在庫配置・動線・配送・要員の最適化

GWESユーザー懇親会 2025の様子

GWESユーザー懇親会は、ユーザー企業とともに進化し続ける場です。
GROUNDは今後も、ユーザー企業から寄せられる率直な意見や提言を真摯に受け止め、GWESの機能と価値を継続的に進化させていきます。

■ 参加者コメント

参加いただいた方からは、次のような声が寄せられました。

  • ・GROUND代表や開発陣、そして他のユーザー企業から直接貴重な話を聞くことができ、今後の自社での活用に向けて大変勉強になった。
  • ・活発な議論と知見共有が行われる貴重な機会に、参加できてよかった。
  • ・GROUND代表による貴重な経験談をはじめ、GROUND社の創業に至るまでの話を聞くことができ、大変興味深く、刺激の多い有意義な時間となった。
  • ・今回共有された知見や開発情報を受け、今後のGWESのさらなる進化と、それを通じた現場改善への期待が一層高まった。

■ GROUND 代表取締役社長 CEO 宮田 啓友のコメント

私は創業以来、テクノロジーを駆使して物流運営そのものを構造から見直すことに取り組んできました。
GWESは、物流施設を個別の業務単位で管理するのではなく、全体を一つの仕組みとして捉え、運営を支えるために開発してきたプラットフォームです。変化し続ける需要や作業条件に対し、人の経験や属人的な判断に頼るのではなく、データとシステム、そして最新の技術によって判断と運営を支えることを目指しています。

今回ご紹介した開発の最新情報は、GWESが可視化や管理にとどまらず、判断や運営のあり方そのものに踏み込んで進化していることを示すものです。ユーザー企業の皆様から寄せられる実運用の知見が、その進化を後押ししています。

GROUNDは今後も、物流運営の構造を起点に、GWESの機能と価値を継続的に高めていきます。ユーザー企業と課題を共有しながら、次の物流運営モデルを着実に現実のものとしていきます。

◆GWESとは
https://www.groundinc.co.jp/services/gwes/

◆GWES特設サイト:AIの力で物流センター長をドタバタから解放
https://www.groundinc.co.jp/lp/gwes/

◆GROUND株式会社
https://www.groundinc.co.jp/aboutus/

◆GWESに関するお問い合わせ
https://www.groundinc.co.jp/contact/services/